
1月に丸亀市猪熊弦一郎現代美術館より刊行された猪熊弦一郎初の写真集『WALLS IN N.Y.C.(ニューヨークの壁)』関連の展示を開催します。猪熊は1950年代~60年代のニューヨークで、壁の落書きやポスターの剥がし跡などを35mmカラーポジフィルムで撮影し、スライドマウントの状態で「壁」と記したファイルに選り分けていました。写真集にはこのうち57点を収録、本展では、ファイルに入っていた154点すべての写真を展示します。画家が魅了された「グラフィティ・アート以前」の落書きをぜひご覧ください。会期中は、本書の写真を編集した鈴木理策と、デザインを担当した黒田益朗のトークも行います。(ユトレヒトウェブサイトより)