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  • 2017年5月18日(木)〜2017年7月8日(土)

磯崎新『一本の線』

ISOZAKI Arata
ISOZAKI Arata "Nanjing" 2008, watercolor on paper

――すべては「一」から始まり、絵も書も「一」に集約される。つきつめるところ一本の線であり、そこにすべてが表される。(石濤「画語録」より)

書画琴棋を日常的に楽しみ、鑑定、収集、知識のコノワスールではあるがプロフェッショナルなビューロクラートではないこと、詩文を得意とするが友人と交換するのは自らの趣味においてであり、天下国家とは無縁である。技芸を職とせずアマチュアに徹し、墨、筆、硯、紙を愛でる――このように定義される文人の中でも、とりわけ明末清初という激動の時代にアカデミーと無関係に生きた文人、石濤は独自の画論「画語録」を書いていますが、その中にある「一画」という章は、磯崎のドローイングを解読する鍵になります。

建築家として磯崎は日本のみならず、ヨーロッパ、アメリカ、中東、中央アジア、中国などに多くの建築、都市を作り続けていますが、その思考の源は「建築外」にあり、思想、美術、デザイン、音楽、映画、演劇など常に建築の枠組みを超えて、時代や他領域を交錯する問題提起を生み出してきました。磯崎にとって線を引くことは、それが建築のスケッチであれ、旅の記録であれ、思考の最初の一滴が生み出されることでもあります。

カメラをスケッチブックに持ち替え、フィレンツェのサンタ・マリア・ノヴェッラ教会の輪郭を写し取り、自らを定住しない書画船の文人のように船上から筆を滑らせ桂林のカルストを描き、パステルの顔料の鮮やかさをそのままにウィーンの超高層ツインタワーの線を引く。また2000年以降の中国におけるプロジェクトの水彩は、自身の建築作品の文人たちへのオマージュでもあります。

磯崎新の建築の活動とドローイングの関係を探る「一本の線」にどうぞご期待ください。(プレスリリースより)

磯崎新
『一本の線』

2017年5月18日(木)~7月8日(土)
会場:東京都 白金高輪 MISA SHIN GALLERY
時間:12:00~19:00
休廊日:日、月曜、祝日
料金:無料

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