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  • 2017年6月4日(日)

『清原惟監督レトロスペクティブ わたしたちの映画』

『わたしたちの家』
『わたしたちの家』

清原惟監督は、かつて私が講師をしていた武蔵野美術大学映像学科の教え子である。彼女は高校の時から映画を撮っていて、ムサビ時代の二本の作品が2年連続でぴあフィルムフェスティバルに入賞を果たした。その後、藝大の映像科大学院に進み、諏訪敦彦、黒沢清両監督のもとで本格的に映画を学んだ。藝大の修了制作として発表した長編『わたしたちの家』は黒沢氏に絶賛された。この若きシネアストの最初のレトロスペクティブを開催する。PFF入賞作『暁の石』『ひとつのバガテル』と『わたしたちの家』を観れば、わずか数年の間にその作品世界が飛躍的な進化を遂げていることがわかるだろう。また同時に、彼女の映画の佇まいが、はじまりから現在まで見事に一貫していることも。以下に『わたしたちの家』に寄せた私のコメントを再掲する。

「2個の者がsame spaceヲoccupyスル訳には行かぬ」。百年以上前に、夏目漱石はこう書いた。
父親を失った少女と、記憶を失った女性の、まったく別々の物語が、ひとつの「家」の中で交錯する。
だが、二つは、ほんとうに「別々」なのか?
映画史上、誰一人として思いつかなかった、特異かつ甘美な室内劇。
謎に満ちた形而上的スリラーであり、切実で清新な思春期映画であり、女同士の類い稀な友愛の映画でもある。
ジャック・リヴェットの魂は、こんなところに転生していた。

たった一日の早すぎる回顧展、見逃してはならない。(佐々木敦コメント・SCOOLウェブサイトより)

『清原惟監督レトロスペクティブ わたしたちの映画』

2017年6月4日(日)
会場:東京都 三鷹 SCOOL
上映作品:
『暁の石』(監督:清原惟)
『ひとつのバガテル』(監督:清原惟)
『火星の日』(監督:清原惟)
『わたしたちの家』(監督:清原惟)
料金:1回券1,000円 2回券1,500円 通し券2,000円(すべてドリンク別)

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