
『ゴッホ展 巡りゆく日本の夢』はオランダのファン・ゴッホ美術館との国際共同プロジェクトで、「ファン・ゴッホのジャポニスム」「日本人のファン・ゴッホ巡礼」の2部構成でゴッホと日本の関係を紐解く展覧会。第1部では、国内外のコレクションから札幌会場、東京会場のみで展示される『タラスコンの乗合馬車』や、『雪景色』といった日本初公開となる4作品を含む約40点のゴッホ作品に加えて、ゴッホが影響を受けたという浮世絵などの日本美術作品約60点を展示する。
第2部では、ゴッホの最期を看取った医師ポール=フェルディナン・ガシェの家を訪問した日本の知識人約240人が記した3冊の「芳名録」を日本初公開するほか、洋画家・佐伯祐三の『オーヴェールの教会』、前田寛治の『ゴッホの墓』をはじめ、当時の写真、手紙、日本画家の橋本関雪がガシェ家で撮影した映像など資料約80点も紹介。