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  • 2017年9月2日(土)〜2017年9月26日(火)

畑山太志『時はぐれ』

畑山太志『時はぐれ』イメージビジュアル
畑山太志『時はぐれ』イメージビジュアル

畑山太志は多摩美術大学在学中の2014年、何気ない風景の中にある不可視の存在への興味から、独自に空気や存在感を捉え、白色を基調として緻密に描き込まれた作品が「第1回CAF賞」優秀賞・名和晃平賞を受賞、その細かい筆跡一つ一つに生命を宿すかのような表現が注目されてから、セゾン現代美術館「美藝礼讃ー現代美術も古美術も」(2017年)に参加するなど現在活躍が期待されている若手アーティストの一人です。

本展の作品は、これまでの静謐さの中に満ちる動的な表現に加え、画面上で大胆に飛び交う光を想起させる大小の筆跡と、奥行きの知れない暗闇に引き込まれるような、深淵を感じさせる新たな展開を見せています。
そこには作家自身が眼底検査を受ける度に体験してきた感覚が反映されているのかもしれません。畑山はその経験を以下のように語っています。

「瞳孔を開いて光源を見つめ続けなければいけない状況下で、目を背けたくなるような、あまりにも眩しい光の向こう側から視線を感じて、今という時間感覚がなくなっていく」

畑山にとって光とは、現実にある物に対してその存在を明らかにするだけでなく、肉眼では捉えられない存在を描き出すための手掛かりであり、数多の視線の象徴ともいえるのではないでしょうか。

可視の存在と不可視の存在や事象を画面上であえて同列として、幾つもの色彩と筆跡を重ね表現することで、そこには生命感と求心力が生まれています。

鑑賞者は画面と対峙した際に、深淵から向けられる視線と自身の視線との交差によって、多次元的な空間が立ち現れてくるのを感じ取れるでしょう。

畑山が見いだすそれぞれの光・時間が共存する世界を、是非ご高覧ください。(SEZON ART GALLERYウェブサイトより)

畑山太志
『時はぐれ』

2017年9月2日(土)~9月26日(火)
会場:東京都 表参道 SEZON ART GALLERY
時間:11:00~18:00
料金:無料

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