アメリカ・ニューヨークを拠点に活動するアマンダ・シュミットがキュレーターを務める展覧会『Defacement』。シュミットは『Untitled Art Fair』のプログラム開発ディレクター務めるほか、これまでに40以上の展覧会、映像上映、パフォーマンスシリーズなどを企画している。2017年には『TIME Magazine』の「Person of The Year」の1人に選出された。
『Defacement』では、1950年代後半から資本主義経済による大量消費社会に反抗した前衛グループ「Situationist International」のメンバーであったジャクリーン・デ・ヨングをはじめ、ルーカス・アジェミアン、アンディ・ウォーホル、ゲルハルト・リヒター、リチャード・オルドリッチ、マリア・アイヒホルン、ニコラス・グアニーニ、スーザン・ハウ、ブルック・スー、リー・レデア、RH・クエイトマン、ベティー・トンプキンズの12人の作品を20点以上展示。膨大な量の生産と消費が繰り返される現代社会において、破壊とは何を意味するのか、またそこから新たな価値はどのようにして見出されていくのかを再考する。