山田杏奈主演『山女』東京国際映画祭版ポスター公開。追加キャストに三浦透子ら

山田杏奈主演の映画『山女』のポスタービジュアルと追加キャストが発表された。

『リベリアの白い血』『アイヌモシㇼ』で民族やルーツにフォーカスしてきた福永壮志監督の最新作となる同作は、『遠野物語』で紹介された民話にインスピレーションを得た作品。18世紀後半の東北を舞台に、自然の脅威を前にした村社会の閉鎖性と集団性、信仰の敬虔さと危うさをテーマに、主人公の少女・凛が自分の意志で生きていく姿を描く。

食糧難に苦しむ村で人々から蔑まれながらも逞しく生きる凛役に山田杏奈、神聖な森に住み村人たちから恐れられている謎の存在・山男役に森山未來、死体埋葬などをして生計を立てる凛の父・伊兵衛役に永瀬正敏がキャスティングされている。10月24日から開催される『第35回東京国際映画祭』コンペティション部門に正式出品。

公開されたポスタービジュアルは『東京国際映画祭』バージョン。「この山でわたしは人間になれた」というコピーと共に、奥深い山の中で天を仰ぐ凛の姿が写し出されている。

追加キャストは凛の幼なじみ・泰蔵役の二ノ宮隆太郎、泰蔵に思いを寄せる春役の三浦透子に加え、山中崇、川瀬陽太、赤堀雅秋、白川和子、品川徹、でんでん。2023年公開予定。