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RIP SLYMEが「90年代リバイバル」を祝福。当時と現在のシーン

RIP SLYMEが「90年代リバイバル」を祝福。当時と現在のシーン

RIP SLYME『Dance Floor Massive V』
インタビュー・テキスト
三宅正一
編集:飯嶋藍子
2016/11/15

RIP SLYMEが2016年10月6日から2017年2月26日まで、キャリア史上最長となる全国32か所36公演のライブハウスを回るツアー『Dance Floor Massive V』を開催している。このツアーでは全面的にライブを念頭に置いて制作された全3曲入りのコンセプトCD『Dance Floor Massive V』を会場内で販売している。ツアーとコンセプトCDのテーマは「BACK TO 90's」で、90年代リバイバルが盛り上がりを見せているストリートカルチャーの潮流をRIP SLYME流に昇華している。

またツアー前には招待制のレセプションパーティーも開催。ファンや関係者と近い距離でコミュニケーションを交わした。今なぜRIP SLYMEは過去最長のライブハウスツアーを開催することを望んだのか? また「BACK TO 90's」というテーマに寄せる思いや、フリースタイルバトルを端緒に勃興している現在のラップブームに対する見解も含めてRYO-ZとILMARIに語ってもらった。

今このタイミングで、僕たちの青春時代である90年代にあえて立ち返ったら面白いんじゃないかなと。(ILMARI)

―『Dance Floor Massive V』が始まっていますが、すごい公演数ですね。バンドがフレッシュな状態である、あるいはよりフレッシュな状態になることを求めていないとこれだけの本数のライブはやらないと思うのですが。

ILMARI:バンドの状態が2、3周して今フレッシュなのかも。

RYO-Z:そうだね。今回のツアーは90年代をテーマにやっているので、衣装も「BACK TO 90's」みたいな感じなんです。パーカーを着てAIR JORDANを履いて、みたいな。コスプレみたいだなと思ってみんな笑ったよね。香水もpolo sportとか90年代系のやつをつけたり(笑)。

ツアー『Dance Floor Massive V』の開催前に行なわれたレセプションパーティーの様子
ツアー『Dance Floor Massive V』の開催前に行なわれたレセプションパーティーの様子

―そこまで徹底してるんですね(笑)。

ILMARI:そういう遊びって感じで。

―ベテランでありながら、そういうB-BOY然とした衣装を着てもハマるのはRIP SLYMEとスチャダラパーくらいなのかなって。

RYO-Z:そう言っていただけるのはうれしいですね。でも、スチャさんのブレのなさはすごい。キャラクターもしかり、ずっと変わらないスタイルですもんね。

ILMARI:そうだね。ウチらはスーツのときもあるし、いろんな格好をしてるので。

―RIP SLYMEもここにきて、あらためて永遠のB-BOYであれみたいなモードなのかなと。「BACK TO 90's」って現行のストリートカルチャーにも見られるテーマ性でもあるじゃないですか。

RYO-Z:そう、今だからこそできる遊びだなと思って。今のタイミングを逃すとできなくなってしまうし。

ILMARI:僕たちの青春時代がリアルに90年代なので。青春時代とこれまで自分たちが経験したことを融合させるというか、今このタイミングでそこにあえて立ち返ったら面白いんじゃないかなと。

ツアー『Dance Floor Massive V』でのILMARI
ツアー『Dance Floor Massive V』でのILMARI

RYO-Z:今回のコンセプトCDのトラックのテイストはべつに90年代ではないんですけどね。でも、たとえば、2曲目の“The Man feat. CHOZEN LEE from FIRE BALL”は、ラガマフィン的なトラックでCHOZEN LEEくんをゲストに呼ぶというアイデア自体が90年代的というか。

―たしかにそうですね。現行の90年代リバイバル的な流れについてはどんなことを感じていますか?

RYO-Z:ハンパなくオシャレ(笑)。我々のレーベルの新人でいうと、KANDYTOWNもそうだし。さっきちょうどウチのラジオ番組の収録があってKANDYTOWNのメンバーがゲストに来てくれたんですけど、僕らからしたらかわいいですよね。

ILMARI:彼らが生まれたのが90年代ですからね。だから、彼らに感じる90年代テイストは、いろんなところからいろんな要素をピックアップして昇華した自由度がある。僕たちの今回の新曲も、タイトルは90年代リバイバルっぽいけど、曲の中では新しい遊びをしているんです。

KANDYTOWONが僕たちのアンテナに引っかかるのはそういうフレーバーがあるからだと思います。それは、Suchmosしかり。Suchmosは、僕たちが主催している『真夏のWOW』に呼んで共演したんですが、彼らと共鳴していることを証明できたんじゃないかな。

―フックアップとかではなくてね。

ILMARI:そう、自分たちがカッコいいなと思ったミュージシャンたちと一緒にステージに立ちたいだけなんです。

RYO-Z:今度はKANDYTOWNにも『真夏のWOW』に出てもらいたいです。まだ彼らのライブを観たことないんですけど、大人数のクルーだからステージの景色は壮観だろうなあ。

ツアー『Dance Floor Massive V』でのRYO-Z
ツアー『Dance Floor Massive V』でのRYO-Z

―ライブでもシティーボーイたちの不良感がクールなんですよね。彼らは地元が喜多見だからちょっと郊外寄りで、渋谷ともちょっと距離感がある感じが絶妙にクールなバランスを生んでいると思います。

RYO-Z:俺たちも渋谷とめっちゃ距離あったよね。地元が錦糸町だから(笑)。

ILMARI:でも、学校が渋谷だったからね。

RYO-Z:偽シティーボーイって感じでした(笑)。ILMARIさん、当時はすごいロン毛でしたよね? エンジニアブーツ履いて(笑)。うちの地元のシティーボーイといえばILMARIさんでしたから。

ILMARI:そんなことない(笑)。

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イベント情報

『RIP SLYME TOUR 2016 -2017 "DANCE FLOOR MASSIVE V" TOUR』

2016年11月15日(火)
会場:京都府 FANJ

2016年11月16日(水)
会場:兵庫県 Kobe SLOPE

2016年11月18日(金)
会場:高知県 CARAVAN SARY

2016年11月20日(日)
会場:岡山県 CRAZYMAMA KINGDOM

2016年11月23日(水・祝)
会場:山口県 周南 RISING HALL

2016年11月24日(木)
会場:熊本県 B.9 V1

2016年11月26日(土)
会場:鹿児島県 CAPARVO HALL

2016年11月27日(日)
会場:宮崎県 WEATHER KING

2016年11月29日(火)
会場:大分県 DRUM Be-0

2016年11月30日(水)
会場:長崎県 DRUM Be-7

2017年1月14日(土)
会場:新潟県 LOTS

2017年1月15日(日)
会場:宮城県 仙台 Rensa

2017年1月22日(日)
会場:神奈川県 川崎 CLUB CITTA'

2017年1月28日(土)
会場:北海道 札幌 ファクトリーホール

2017年2月1日(水)
会場:福岡県 DRUM LOGOS

2017年2月2日(木)
会場:福岡県 DRUM LOGOS

2017年2月4日(土)
会場:広島県 BLUE LIVE HIROSHIMA

2017年2月5日(日)
会場:香川県 高松 festhalle

2017年2月8日(水)
会場:愛知県 名古屋 ダイアモンドホール

2017年2月9日(木)
会場:愛知県 名古屋 ダイアモンドホール

2017年2月11日(土)
会場:大阪府 なんばHatch

2017年2月12日(日)
会場:大阪府 なんばHatch

2017年2月17日(金)
会場:東京都 お台場 Zepp DiverCity Tokyo

2017年2月18日(土)
会場:東京都 お台場 Zepp DiverCity Tokyo

2017年2月26日(日)
会場:沖縄県 ナムラホール

リリース情報

RIP SLYME
『Dance Floor MassiveV』(CD)

ライブ会場限定CD
価格:1,300円(税込)
WPCL-1249

1. Check This Out
2. The Man (feat. CHOZEN LEE from FIRE BALL)
3. In The House

※iTunes、レコチョク他にてデジタル配信中(“In The House”を除く)

プロフィール

RIP SLYME
RIP SLYME(りっぷ すらいむ)

RYO-Z、ILMARI、PES、SU、DJ FUMIYAからなる4MC&1DJヒップホップユニット。1994年に結成。2001年3月にシングル『STEPPER'S DELIGHT』でメジャーデビュー。幅広い層に親しまれる洗練された独自のポップセンスと、コアなリスナーをうならせる高次元で織り成されるラップのかけ合いを両立させたサウンドが魅力。国内のヒップホップユニットとして初めての日本武道館ワンマンライブを行い、日本にヒップホップ文化を広く浸透させる。2015年9月30日、待望の10thアルバム『10』をリリース。2016年10月6日より、キャリア史上最長となる全国32か所36公演のライブハウスを回るツアー『Dance Floor Massive V』を開催、会場内で全3曲入りのコンセプトCD『Dance Floor Massive V』を販売している。

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