放浪の音楽家Caravanが語る、ステレオタイプな音楽活動への疑問

メジャーもインディーも既存のCD流通は使わず、公式サイトのネット通販と、自身が直で取引できる一部の店舗でしかCDを販売しない。ダウンロード販売もやらないし、ストリーミング配信サービスにも参加しない。2012年にメジャーを離れて以降、Caravanはそのような形で活動を行っている。

今やDIYで活動しているアーティストはめずらしくないが、ただしその場合も、たとえばCDの流通は既存のインディーの流通会社を使っているとか、たとえばマネージメントは自身だが楽曲の出版権の一部は〇〇社に預けているとか、そういうふうに活動の一部分は既存の業界のシステムを使うのが普通。Caravanのように本当に100%インディペンデントな形を貫いてそれを行っている例は、毎年日比谷野外大音楽堂でワンマンを切り続けられる規模のアーティストとしては稀だと思う。

Caravanのその徹頭徹尾DIYな姿勢は、そのまま彼の音楽に跳ね返っているし、逆に言うと、そういう活動を選択することを、彼の音楽が求めているということでもあるのだと思う。2017年11月15日から販売が始まった4年半ぶりのフルアルバム『The Harvest Time』の話も含め、どのようなキャリアを経て現在のそのやりかたに辿り着いたのかを訊いたインタビューをお届けする。

いわゆるメジャーの、新人発掘からデビューして売れるまでの一連の流れに疑問を感じた。

—まず、Caravanのこれまでの活動の変遷を伺いたいのですが、インディーズデビュー前の時期に、いわゆるメジャーの業界的な経験があるんですよね。

Caravan:そうですね。最初、高校の同級生とずっとバンドをやっていたんですけど、就職や結婚で、ひとり辞め、ふたり辞め、みたいになって空中分解して。当時自分はギタリストだったので、いいボーカリストを見つけて、新しくバンドを組もうなんて考えていたんです。20代中盤は、まだそんなことを考えるような人間でしたね。

Caravan
Caravan

Caravan:それで、ボーカリストを探すために、デモテープを作って事務所に送ってみようと考えたんです。リハスタに置いてあった『Musicman』(音楽業界各社の連絡先などを網羅した本)って分厚い電話帳みたいなのを見たら「デモテープの送付先はこちら」みたいな一覧があって、所属アーティストを調べて「ここはカラー的に遠くないんじゃないかな」って思った会社に送ったら、すぐに返事が来たんですよ。社長から電話が来て、「一度会おう」って。で、その事務所に所属することになり、曲をいっぱい書いたりして、聴いてもらっていたんです。

—デモ作りの延長で、シンガーソングライターとしての活動に切り替わっていったんですね。

Caravan:そうですね。事務所に所属して、最初は「あ、いいね」って言ってくれていたんだけど、だんだんと「もうちょっとポップな曲を書いてよ」っていう空気になっていって。メジャーレーベルの契約もなかなか決まらないし、「お荷物」っぽくなっていっちゃったんですね。それで、居場所もないし、やりがいも感じられなくなってきて、「ここで上手くやっていかなきゃいけないんなら、俺は無理だな」と思いました。

でも一方で、音楽のやり方って、もうちょっといろんな方法があるんじゃないかって、その頃から考えていて。いわゆるメジャーの、新人発掘からデビューして売れるまでの一連の流れに疑問を感じたというか。「これってちょっと変なんじゃないの?」って思っていました。

Caravan

Caravan:そもそも、自分の好きな音楽はそういうものとは違うというか……ライブハウスに限らず、横浜あたりのバーとかには、すごくいいミュージシャンがいっぱいいるんですよ。そして、そういう人たちには、ラジオやテレビでは一切流れなくても、すごく熱心なファンが必ずいる。当時の自分の置かれている状況を見つめ直したとき、「あの人たちは決してこういう活動をしてないよな」と思ったんです。

そういう、戦略とかじゃない部分で、もっとリアルな音楽の浸透の仕方もあるよな、どちらかというと俺はそっちなんだろうな、っていうのは思っていました。そんなこともあって、事務所を逃げるようにドロップアウトして。

—メジャーの世界のルーティーンに対する疑問を抱えて、事務所を飛び出したと。

Caravan:そうです。それで、自分でCD-Rを作って、クルマに積んで、手売りしながら全国を放浪する生活をはじめました。あてもなくライブをさせてくれそうなところに行って、そのお店の紹介で隣町でライブさせてもらって、夜はそこに泊めてもらって。そんな時期が1〜2年あったんですけど、これが結構はちゃめちゃで、浜松に行って、次の日新潟で、その次の日は清水に戻って来る、みたいな感じで(笑)。

Caravan

メジャーに移籍して、最初はマイペースでやれていたんだけど、だんだん自分でコントロールできない転がり方になっていって。

—本当に放浪するように音楽活動をしていたんですね。

Caravan:しばらくそういうふうに活動しているうちに、だんだんミュージシャン仲間もできて。静岡で会ったパーカッションの人と、そのあと一緒にツアーを回ったこともありました。本当に不器用なんだけど、そのときは音楽をやってる手応えが、それまでで一番あったんです。2回目に同じ店に行くと、お客さんの数が倍になっていたりとか、そういうことをすごく肌で感じられて。

—それで生活は成り立ってたんですか?

Caravan:ギリギリでしたけど、放浪中は交通費とメシ代ぐらいしか使わないですからね。CD-Rをライブで売って、そのお金でなんとかやっていけてました。そんなこんなしていたら、下北沢の「AARON FIELD」っていう事務所のボスと出会って。「うちのインディーレーベルで出さない? そのデモのままでいいから出そうよ」って言ってくれたんですね。「そんなこと言ってくれる人もいるんだ?」と思って、出したのがインディーズの1stアルバムの『RAW LIFE MUSIC』(2004年)でした。

『RAW LIFE MUSIC』収録曲のライブ映像

Caravan:で、その次の年、当時のディレクターと一緒に「avex」に移籍することになったんです。最初はマイペースでやれていたんだけど、だんだんチームが大きくなり、サーフミュージックブームも相まって、自分でコントロールできない転がり方になっていって。

レーベルのスタッフも、知らない人がどんどん増えていったり、仲よくなったスタッフが飛ばされちゃったり……「これ、いつか経験した空気感と似てるな」ってトラウマがちょっと甦ってきたんですよね。しょうがないことなんだけど、アルバムの構成もできてないのに、リリース日が決まっていたり――「音楽ありきで進めていくもんじゃないのか?」っていう疑問が頭をよぎりはじめて。

Caravan

実態はないけど、「アンダーグラウンド商店街」を作りたいなという想いがあった。

—仕方ないとはわかっていても、システムのなかで失われていくものを見過ごすことができなかった。

Caravan:そうですね。それに最初から「いつか自分でレーベルやりたい」というのは考えていたんです。じっくり音楽を作って、じっくり届ける――発売して1か月が勝負じゃなくて、もっと時間をかけて確実に届けていく方法を、システム作りも含めてちゃんとやりたいな、と。

そういう気持ちを抱えながらメジャーでの活動を続けていたんですけど、震災(東日本大震災)が起こって、今まで正しいと思ってたことが実は正しくないんじゃないか? 必要と思ってやってたことって本当に必要なのか? とか、そういうことをあのとき誰しも考えたと思うんですけど、「変わるなら今じゃないかな」っていうスイッチが入りました。

『The Sound on Ground』(2012年)収録曲

Caravan:avexは契約延長しようと言ってくれたんだけど、「俺はもう辞めようと思う」「どうなるかわかんないけど、今の時の流れも何かのメッセージだと思うし、すごくそういうサインを感じる」っていうことをマネージャーに話して。それで2012年に「Slow Flow Music」というレーベルを設立しました。

そこで、作ったものをJASRACに著作権登録して、普通にCDショップとかで売って……っていうやり方だと、結局同じことになっちゃうだろうと思って、自分が疑問に思っていたことならば、一度そういう前提を取っ払ってみようと。既存のレールを使わないで音楽を届ける術を見つけたいなと思ったんです。

—なるほど。

Caravan:基本的には、公式サイトでの通販とライブ会場と、あちこちで知り合えた小さいお店とかの仲間たちに頼んで、5枚でも10枚でも店に置いてもらえないか、という話をして。実態はないけど、「アンダーグラウンド商店街」を作りたいなという想いがあったんですよね。要は、顔の見える人付き合いと、小さいけど簡単な利害関係で壊れないコミュニティーを、自分の音楽活動と結びつけていきたいなと。

ライブに行くって結構な労力じゃないですか?

—DIYのミュージシャンは他にもいますけども、JASRACも通さない、インディー流通も一切使わない、ダウンロード販売もやらない、というところまで徹底している人はごく少数派ですよね(参考記事:サニーデイ×LOSTAGEが腹を割って話す、音楽家兼経営者の胸中)。

Caravan:ああ。自分は、よくも悪くもメジャーでそんなに売れてなかったですからね(笑)。だからむしろ、メジャーのモデルケースが自分には向いてないんじゃないかなっていう気がしていて。既存のルートから出す以上、流通にも、販売にもお金がかかるじゃないですか? そういうコストがなければ、ジャケットや音源作りにもっと予算をかけられるし、そのほうが作品として濃くなるのであれば、そこを通す必要はないんじゃないかと思ったんです。

Caravan

—勝算みたいなものはあったんですか?

Caravan:全然なかったけども、賛同してくれる人が出てくるんじゃないかっていう、漠然とした希望はありました。実際、やっているうちに、ヴィレッジヴァンガードが全国で販売してくれたり、「go slow caravan」っていうアパレルブランドが取り扱ってくれたり。いわゆる街の個人商店だけじゃなく、グループ企業も少しずつ賛同してくれるようになったのは嬉しかったです。そういう人たちも理解してくれる範疇の活動だったんだな、っていう確信にもつながりましたしね。

—そうやってはじめた頃って、Apple MusicやSpotifyみたいな月額払って聴き放題の定額制音楽配信サービス、もうありましたっけ?

Caravan:ちょうど出てきた頃で、いろんなところから話はあったんですけど、参加すると活動に矛盾が生じちゃうなと思って。「豆腐屋が豆腐を売るようにやっていきたいんです」って言っときながら、Spotifyとかに曲が出てたら聴いてくれる人も疑問に思うだろうし。やっぱり、「物」としてCDがほしくなるような音楽をちゃんと作りたいんです。

そもそも自分が、ほしいレコードを通販で買ったり、旅先のレコード屋で掘ったりするタイプだというのもあるし、聴き放題っていうサービスにあんまり魅力を感じてなくて。自分みたいな人も、すげえ少数派かもしれないけどいるんじゃないかなと思うんです。そんな少数派の人が、たとえば3%くらいしかいなかったとしても、100万人いたら3万人になるじゃん、みたいな発想で。今はまずその人たちを喜ばせたいんですよね。

—やっぱり、どういう人たちに、どうやって届けるかということがすごく明確にあるんですね。

Caravan:単純にCDを広く売りたいのであれば、そういう聴き放題とかもやったほうがいいかもしれないですけどね。結局俺としては、ライブに来てくれる人を増やしたいというのが一番大事で。ライブに行くって結構な労力じゃないですか? チケット取って、予定を空けて、開場前から並んで、とか。そういう面倒なことをわざわざしてくれるのは、相当なエネルギーを持って音楽を聴きに来てくれている人たちだから。そういう、自分の音楽に濃く向き合ってくれている人たちを徐々に増やしたいって思っているんです。

2014年に開催された日比谷野外大音楽堂公演より

Caravan:テレビとかに出てばんばん宣伝するようなミュージシャンは、流通も、配信サービスも使った方がいいと思いますよ。だけど、ライブ主体で活動していて、それこそ20人くらいの小屋から150人ぐらい、広くても2000〜3000人っていうクラスの俺らは、あんまりその恩恵を感じないですから。俺の場合、選択肢がひとつしかないことが一番の疑問で。電力会社は選びたい、っていうのと同じで活動方法を選びたかったんです。

「そろそろアルバム作りたいよね」っていうのが、いいかげんうちらの間でもあって。

—で、先ほどおっしゃっていましたが、まだ曲もできていないのに先にリリースのスケジュールが決まっていたりするのはおかしいと。

Caravan:はい。

—独立した結果どうなったかというと、11月15日から販売開始になったアルバム『The Harvest Time』、フルアルバムとしては何年ぶりでしたっけ?

Caravan:4年半ぶりです(笑)。ミニアルバム(2015年発表の『Homesick travelers』)があったり、『ノマドの窓』(2016年)っていう撮り下ろしの映像作品を作ったりしていたから、自分としては4年半も経ってる感じはなくて。地道ですけど、前のアルバムはいまだにセールスが伸びていたりするので、ムダな4年半ではなかったと思うんです。

Caravan『The Harvest Time』ジャケット
Caravan『The Harvest Time』ジャケット(HARVEST ONLINE SHOPを見る

—どういうふうに『The Harvest Time』を作ろう、というモードになっていったんでしょうか。

Caravan:「そろそろアルバム作りたいよね」っていうのが、いいかげんうちらの間でもあって。「そういえば今年『HARVEST』(Caravanとスタッフ二人によるマネージメント事務所)、立ち上げて10周年だよね。じゃあ今年出そう」と。それで曲を、茅ヶ崎のスタジオ(Caravanのプライベートスタジオ)で、少しずつ録りはじめました。

—じゃあほとんど制作モードに入ってから作った曲なんですか?

Caravan:そうです。あ、“モアイ”という曲だけは、人に提供した曲だけど。

—そうだ、昔SMAPに書いた曲ですよね。

Caravan:解散したじゃないですか。もう誰も歌わない曲になるのかって思うと、生みの親がかわいがってやらないとってことで。自分のアルバムに入れたいっていう話を先方にして、許諾を取りました。実は前にセルフカバーベストを作ったとき(2010年発表の『The Planet Songs Vol.1』)、入れようと思ったんですけど、そのときはNGが出て。今回はクリアしましたね。

Caravan

結局どんな状況でも自分次第だろうっていう考えが、自分の根底にはあって。

—それ以外の新しい13曲ですが、「俺、今こういう気分なのか」「こういうことをよく考えてるな」みたいに、作りながら再発見したことってありました?

Caravan:基本的には心の平和や心の実りみたいな……いわゆる「ラブ&ピース」とは違う、「結局どんな状況でも自分次第だろう」っていう考えが、自分の根底にはあって。

他人から見てすごく不自由な暮らしをしていても、自由を感じてる人もいるだろうし、逆にすべてに満ち足りてるように見えても不自由で、「足りない、足りない」って言ってる人もいるだろうし。そういう心の豊かさみたいなものを、「自由」や「旅」っていう言葉で歌ってきたつもりだったんですけど、そこをもうちょっと明確にしたいという意識はありました。

『The Harvest Time』収録曲

—11曲目に“Future Boy”という曲がありますよね。「Future」という単語を使ったのが、ちょっと新鮮な感じがしたんですけども。

Caravan:この曲は、まあ個人的なことなんですけど、今年8月に子どもが生まれたんですよ。それと同時に、子ども向けのフリーペーパーから、子どもも大人も読める絵本を作りたいから言葉を書いてほしいっていう依頼が来て。そういうこととリンクした気持ちで書いた言葉に曲をつけたんです。

ただ「未来は明るいよ」ってことではなく、「いろんなことがあるよ」ってことが言いたくて。思いどおりにいかないことや、全然予想してないことが起こるのが未来だし、当たり前はない世界だから、そこを照らしていくんだよ、そこをサバイブするんだよ、っていう歌にしたいなと思って書きました。

Caravan

Caravan:アルバム全体としては、聴く人がイメージできる余地を残したいんだけど、言いたいことは明確にしたいっていうことは考えましたね。制作中にマンチェスターであったテロに触発されて“Heiwa”っていう曲ができたり。頭のなかで考えてることに対して自分なりの答えを出すような感じで1曲ずつ仕上げていきました。

そもそも俺、アコースティックミュージックって、実はすごくパンキッシュなものだと思っていて。弾き語りって、音圧でもなく、エレキギターのパッションでもなく、裸一貫で、サムライ感がある。そういうところが好きだったりするんですよね。

生の音楽を生身の人間が届けに行くっていうのは、すごく面白い仕事だなと思いますよ。

—1月28日から、5年ぶりのツアーがはじまりますけれども。ただ、ツアーと謳っているのは久しぶりだけど、年中どこかに歌いに行っていますよね。

Caravan:(笑)。そうですね。まあ、だから、アルバムを出して、ちゃんとツアータイトルとかつけて回るのが5年ぶりっていう。

—そうやって、ライブをやりながら旅を続けることで見つけたものって、改めてどうですか?

Caravan:俺、音楽じゃない放浪――リュックサック背負ってアジアに行ったりするのも好きなんですけど、音楽をやりながらあちこちに行くというのは、やっぱり人間付き合いだと思うんですよね。たとえば、「ああ、姫路といえば姫路城ね」みたいなことではなく、「姫路といえば〇〇さんね」みたいなことになっていくんです。その街の景色と同時に、会いたい顔が浮かぶというか。音楽で旅をしていくうちに、すごくホームが増えていく感覚を覚えて、俺は人間として温かくなれたって思うんです。

Caravan

Caravan:俺、ベネズエラで育ったんですけど、日本に帰ってきて、たとえば「町田です」「福岡です」って、地元がある人がすごく羨ましくて。そういう故郷感みたいなのは、自分からすっぽ抜けてた部分だったんですよね。でも音楽であちこち行くようになって、それをときどき感じられるようになったことがすごく嬉しかった。

たとえば種子島に行っても、「また帰って来てね」って言ってもらえるんですよ。ここの人間でも何でもないのに、「また帰って来てね」って言われて「ただいま」って帰れるところがひとつ増えた、だから1年以内にまた行かなきゃ――そういうことをくり返していくうちに、だんだんお客さんも増えていく、みたいに身内が増えていく感じがあって、自分にとっては未だにその感覚が活動のベースになっている気がします。

—メジャーを経て、20年近くやっていてもそういう顔の見える人間関係が活動の根幹にあると。

Caravan:昔は、お金もないから呼んでくれた人の家に泊めてもらってたんですよ。行って、ライブして、さようなら、っていうんじゃなかった。その人たちの家におじゃまして、メシを一緒に食べたり、店やってる人だったら手伝ったりとか、生活を見せてもらったり。そういうことを通じてお客さんとの関係性を築いていったところもありました。

巡り合って、いろんな話をして、一緒に時間を過ごして……そういうのが、音楽と同じぐらい、俺にとっては豊かな時間だったんです。だから、いろんなところに、自分の身体を使ってパフォーマンスしに行く。生の音楽を生身の人間が届けに行くっていうのは、すごく面白い仕事だなと思いますよ。

Caravan

—ただ、それと同時に、ひとつのところにいられない人でもありますよね。

Caravan:1か所にいられないです、俺(笑)。落ち着きがない。

—だから、自由が好きなんだけど、自由って孤独じゃないですか。その孤独も込みで好きというか。

Caravan:そうですね。結局そうだと思います。人間好きだけどひとり好き、というか。そういうところはたぶんあると思う。

リリース情報
Caravan
『The Harvest Time』(CD)

2017年11月15日(水)発売
価格:3,240円(税込)
SFMC-005

1. Astral Train (Instrumental)
2. Retro
3. Heiwa
4. Travelin’ Light
5. Rainbow Girl
6. モアイ
7. Chantin’ The Moon
8. Yardbirds Swingin’ (Instrumental)
9. Maybe I’m a Fool
10. Stay With Me
11. Future Boy
12. おやすみストレンジャー
13. 夜明け前
14. In The Harvest Time

イベント情報
『Caravan "The Harvest Time" TOUR 2018 Release Party』

2018年1月28日(日)
会場:神奈川県 CLUB CITTA'
出演:
Caravan(Vo,Gt)
宮下広輔(Ps,Gt)
高桑 圭/ Curly Giraffe(Ba)
椎野恭一(Dr)
堀江博久(Key)
料金:前売5,000円(ドリンク別)
※振舞い酒あり(サッポロ生ビール黒ラベル)

『Caravan "The Harvest Time" TOUR 2018』

2018年2月3日(土)
会場:茨城県 古河Cafe Lounge BEEP

2018年2月9日(金)
会場:奈良県 奈良カナカナ

2018年2月11日(日)
会場:高知県 蛸蔵

2018年2月12日(月・祝)
会場:香川県 高松umie

2018年2月14日(水)
会場:鹿児島県 Duckbill

2018年2月16日(金)
会場:長崎県 長崎県美術館

2018年2月18日(日)
会場:広島県 HIROSHIMA 4.14

2018年2月20日(火)
会場:兵庫県 姫路AMP.

2018年2月22日(木)
会場:三重県 松阪M’AXA

2018年2月23日(金)
会場:岐阜県 中津川Majolica-Bamboo

2018年2月25日(日)
会場:静岡県 秘在寺

2018年3月16日(金)
会場:東京都 二子玉川SOUL TREE

2018年3月18日(日)
会場:静岡県 三島 cafe&bar日家

2018年3月21日(水・祝)
会場:新潟県 りゅーとぴあ能楽堂

2018年3月22日(木)
会場:群馬県 高崎SLOW TIME

2018年3月24日(土)
会場:福島県 喜多方 大和川酒造 昭和蔵

2018年3月25日(日)
会場:宮城県 塩竈市杉村 惇美術館

プロフィール
Caravan (きゃらばん)

1974年10月9日生まれ。幼少時代を南米ベネズエラの首都カラカスで育ち、その後、転々と放浪生活。高校時代にバンドを結成、ギタリストとして活動。2001年よりソロに転身。全国を旅しながらライブを重ね、活動の幅を広げてゆく。2004年4月インディーズデビュー。2枚のアルバムを発表。2005年メジャーへ移籍。2007年マネージメントオフィス「HARVEST」設立。2011年までの間、年に一枚のペースでアルバムを発表してきた。一台のバスで北海道から種子島までを回る全国ツアーや、数々の野外フェスに参加するなど、独自のスタンスで場所や形態に囚われない自由でインディペンデントな活動が話題を呼ぶ。2011年には自身のアトリエ「Studio Byrd」を完成させ、2012年プライベートレーベル「Slow Flow Music」を立ち上げた。Caravanも含めたった3人でマネージメントとレーベルを運営しインディーズ流通すら使わず、メディアにもほとんど露出しないその独自なスタンスも注目を集めている。独自の目線で日常を描く、リアルな言葉。聞く者を旅へと誘う、美しく切ないメロディー。様々なボーダーを越え、一体感溢れるピースフルなライブ。世代や性別、ジャンルを越えて幅広い層からの支持を集めている。



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