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Superflyが語る、生き方の変化。愛の感じ方や自分を労わること

Superflyが語る、生き方の変化。愛の感じ方や自分を労わること

Superfly『Bloom』
インタビュー・テキスト
黒田隆憲
編集:矢島由佳子
2018/06/11

人って、誰でも魔が差すときがあるじゃないですか。自分が自分じゃなくなってしまう、みたいな。

—以前のインタビューを読むと、2015年リリースのアルバム『WHITE』を制作していたときは、歌詞が思うように書けなくて、様々な作家を迎えることでSuperflyの可能性が広がったと同時に、最後に“Beautiful”ができて自信を取り戻したと話していました。

志帆:はい。

—今はいかがですか? なにかテーマを与えられたり縛りがあったりしたほうが、着想も湧きやすい?

志帆:以前はそれが苦手だったんですよ。「なにかしら自分の意思を入れなければいけない」とか、「今までと違うものを作らなきゃダメだ」とか、そういうこだわりがあったので。でも今は、ヒントがあったほうが書きやすい。自由度が高過ぎると、的が絞りづらかったりしますもんね。ある程度の「縛り」に対して、自分にはどういう切り口があるのか? ということを、楽しめるようになってきました。

—シングル『Bloom』の2曲目“Fall”は、まさにそんな感じで作ったのではないかなと思いました。金曜ドラマ『あなたには帰る家がある』(TBS系列)の主題歌としての書き下ろしですし、しかも「愛」を歌った“Bloom”とは真逆のテーマで。

志帆:そうなんですよ。“Bloom”では天国のような世界観を表現できたので、次は地獄へ行こうかなと(笑)。

—どんなふうに作っていきましたか?

志帆:まずは音楽のスタイルを決めようと思って。ドラマのスタッフさんたちから「テンポの速い曲がほしいんです」と言われたのですが、8ビートでガシガシ進んでいくよりは、4ビートジャズのほうがドラマの世界観に合うんじゃないかなと思って。

—参考にした音楽などはありますか?

志帆:実は、休んでいるときは以前ほど音楽を聴いていなかったんです。でも、インストゥルメンタルのジャズはよく聴いていたんですね。それまではジャズに興味がなかったんですけど、セロニアス・モンク(1917年生まれ、アメリカのジャズピアニスト)をずっと聴いていました。真剣に聴き込むというよりは、朝起きたらピッて再生ボタンを押して、ずっと部屋で流してる、みたいな。

そんな話をサウンドプロデューサーの蔦谷好位置さんにしたら、“Fall”にはジャズっぽい複雑なコードを付けてくれました。私が作ったときは、もっとシンプルなコードだったんですけど。

—アレンジも、まるでジェットコースターに乗っているような、息をもつかせぬ展開ですよね。しかもレコーディングには、SOIL&"PIMP"SESSIONSのリズム隊が参加しています。

志帆:レコーディングもすごかったんですよ。「一発録りの勢いを、そのまま封じ込めたほうがいいから」ということで、2、3時間ぶっ通しで何度も何度も演奏してくれて。なんだかアクロバットでも観ているような気持ちになっていきました。キメやブレイクが出てくるたびに「おおー、すごい!」って(笑)。別室で聴いているだけで、汗が出てきましたね。

—歌詞も、ドキッとするような言葉が満載です。<今宵 お邪魔をいたします>という歌い出しもインパクトありますよね。

志帆:ふふふ(笑)。ドラマのコンセプトから、「魔が差す」「毒が回る」「誰の日常にも潜む落とし穴」といったキーワードをもらっていたので、そこからイメージを膨らませながら、妖艶な言葉を散りばめていきました。特に広げたいと思ったのは「魔が差す」というワード。実は、この歌詞は一種のファンタジーで、主人公は「魔を差す側」なんですよ。「魔」というくらいですから、悪魔のような存在。

人って、誰でも魔が差すときがあるじゃないですか。自分が自分じゃなくなってしまって、「変なことやっちゃったな」みたいな。それは、「魔」がその人のなかに憑依して、悪さをさせているんじゃないかなと思うんですよね。だから<今宵 お邪魔をいたします>なんです。

Superfly

—なるほど。「魔」があなたにお邪魔します、と。志帆さんは、魔が差すほうですか?

志帆:差しまくりですよ(笑)。ハートが弱いものだから、結構グラグラしがちなんですよね。気持ちに余裕があるときはシャキッとしていられるんですけど、ちょっと心が弱っているときに、躓いちゃったりしますよね。

—わかります。心が弱っているときの判断って、ロクな結果にならないですよね。

志帆:そうそう! ついついなにかにしがみつこうとしたり、逆に抗おうとして変な方向へ行ってしまったり(笑)。以前はそんな自分が許せなかったんですけど、そういうときは「弱っているんだな、よしよし労わってあげよう」って最近は思えるようになりましたね。

—ちなみに志帆さんは、“Bloom”と“Fall”、どちらの世界観に共感しますか?

志帆:うーん、どっちだろう(笑)。“Bloom”のほうが平和ですよね。平和がいいなって思いますけど、波乱万丈のほうが人生は面白いかもしれない。ずっとは嫌だけど、ちょっとのあいだだけなら波乱万丈もありかも。疲れますけど、そのあとに平和がやってくればいいかな。

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リリース情報

Superfly『Bloom』初回盤(2CD+DVD)
Superfly
『Bloom』初回盤(2CD+DVD)

2018年6月6日(水)発売
価格:4,320円(税込)
WPZL-31444~6

[CD][DISC 1]
1. Bloom
2. Fall
3. ユニゾン
4. Force -Orchestra Ver.-
[CD][DISC 2]
『Superfly 10th Anniversary Premium LIVE "Bloom"』オーケストラ・アレンジ盤
[DVD]
『Superfly 10th Anniversary Premium LIVE "Bloom"』ライブ映像

Superfly『Bloom』初回盤(2CD+Blu-ray)
Superfly
『Bloom』初回盤(2CD+Blu-ray)

2018年6月6日(水)発売
価格:5,400円(税込)
WPZL-31447~9

[CD][DISC 1]
1. Bloom
2. Fall
3. ユニゾン
4. Force -Orchestra Ver.-
[CD][DISC 2]
『Superfly 10th Anniversary Premium LIVE "Bloom"』オーケストラ・アレンジ盤
[Blu-ray]
『Superfly 10th Anniversary Premium LIVE "Bloom"』ライブ映像

Superfly『Bloom』通常盤(2CD)
Superfly
『Bloom』通常盤(2CD)

2018年6月6日(水)発売
価格:2,916円(税込)
WPCL-12862~3

[CD][DISC 1]
1. Bloom
2. Fall
3. ユニゾン
4. Force -Orchestra Ver.-
[CD][DISC 2]
『Superfly 10th Anniversary Premium LIVE "Bloom"』オーケストラ・アレンジ盤

プロフィール

Superfly
Superfly(すーぱーふらい)

2007年にシングル『ハロー・ハロー』でデビュー。2008年には1stアルバム『Superfly』をリリースし、オリコンアルバムランキング1位を記録。以降、2ndアルバム『Box Emotions』(2009年)、3rdアルバム『Mind Travel』(2011年)、4thアルバム『Force』(2012年)、さらにシングルと洋楽カバー集の企画アルバム『Wildflower & Cover Songs:Complete Best‘TRACK3’』(2010年)、初のベストアルバム『Superfly BEST』(2013年)でオリコンアルバムランキング1位を獲得。2015年5月、約3年ぶりとなるオリジナル5thアルバム『WHITE』をリリースし、同年7月から過去最大規模となる33都市39公演のホールツアーを開催。2016年1月からは同じく過去最大規模となる7都市全11公演のアリーナツアー『Superfly Arena Tour 2016 “Into The Circle!”』を開催し、約10万人を動員。デビュー10周年を迎えた2017年4月4日、ファン投票によるベストアルバム『Superfly 10th Anniversary Greatest Hits “LOVE, PEACE & FIRE”』をリリース。オリコン1位を獲得。11月15日には東京オペラシティコンサートホール・タケミツ メモリアルにて「Superfly 10th Anniversary Premium LIVE “Bloom”」を開催。同年自身2回目となるNHK紅白歌合戦に出場。J-POPシーンに独自のバンドサウンドで挑戦し続けるSuperfly。志帆の圧倒的なボーカル、ライブパフォーマンス、そしてオリジナリティ溢れる音楽性が大きな注目を集めているアーティストである。

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