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谷川俊太郎も出演、ポエトリーリーディングの祭典『UPJ6』が熱い

谷川俊太郎も出演、ポエトリーリーディングの祭典『UPJ6』が熱い

『ウエノ・ポエトリカン・ジャム6 ~はしれ、言葉、ダイバーシティ~』
インタビュー・テキスト
麦倉正樹
撮影:鈴木渉 編集:木村直大

詩のイメージをちょっと新しくしたいというか、「詩2.0」じゃないけど、リフレッシュして、新しいスタートを切りたい。(ikoma)

—ちなみに、去年の会場の雰囲気は、どんな感じだったんですか?

三木:私自身も、ライブ活動をやってきた中で、いちばん多い数のお客さんの前でやって、やっぱり、それはもう特別ですよね。そもそも、野外でやるっていうこと自体、詩の世界では滅多に無いことですし、あれほどお客さんが歓声を上げてくれる場所も、詩の世界では無かったなって思って。そういう意味でも、すごい特別な体験でしたね。

ikoma:とりあえず、お客さんの熱気がすごかった。多分、お客さんも、あんな大っぴらに「詩が好きだ!」って言える環境はないから、その熱気が本当にすごくて、お客さんも含めて、エネルギーの塊みたいな感じでしたね。そもそも、こういう濃いジャンルが好きな人たちが集まっているという時点で、すごいエネルギーなんですよ(笑)。あと、みんながこのイベントをいいものにしたいっていう空気みたいなものが、こっちにもすごく伝わってきたんですよね。

三木:去年も今年も、クラウドファンディングで資金を募ってやっているから、みんなで協力して開催しているっていう気持ちが、やっぱりお客さんの中にも大きいです。ホント、みんなであの場所を作っている感じがあったというか、我がことのように考えてくださる人がすごい多かったし、今年もきっとそうなるんじゃないかなって思っています。

昨年の『UPJ5』での谷川俊太郎のステージ 撮影:山崎奏太郎 @kanader1
昨年の『UPJ5』での谷川俊太郎のステージ 撮影:山崎奏太郎 @kanader1
昨年の『UPJ5』での会場の様子
昨年の『UPJ5』での会場の様子

—こういうポエトリーリーディングの野外イベントの可能性みたいなものも感じたのでは?

ikoma:そうですね。たしかに可能性はすごい感じました。やっぱり、ポエトリーリーディングのシーンって、すごい濃くて面白いから、もっと注目が集まれば、いろんなことが起きるんじゃないかなっていう期待はしています。

これは先輩の受け売りでもあるのですが、詩や言葉っていうのは最小限の要素だから、何かとコラボレーションみたいなことが、いくらでもできると思うんですよね。最初に言葉があって、それに即興で音楽をつけることもできるし、音楽から始まって、それを言葉にしていくこともできる。その言葉を、書道とコラボ―レーションして、その場で書いてもらったりすることもできるし。もちろん、単に詩を朗読するだけでも、十分面白い。そういう意味でも、面白いジャンルだなって思うんですよね。

三木:言葉って、全員持っているものですからね。そう考えると、無限にやれることはあるんじゃないかって思ったりもするんです。私たちは、とにかくそうやって言葉を用いてみんなをハッピーにしたいというか、新しい出会いを作りたいと思っているんですよね。

ikoma:詩のイメージをちょっと新しくしたいというか、「詩2.0」じゃないけど、もう一回リフレッシュして、新しいスタートを切りたいっていうのもあって。だからこそ、多くの人に来ていただいて、詩の現場に触れていただけたらなって思っているんですよね。

三木:あと、やっぱり現場ならではの空気感があるというか、ポエトリーリーディングを聴くだけだったら、多分動画とかを見ればいいんですけど、その空気感みたいなものは、その場にいないと絶対わからないと思うんです。『UPJ6』は、入場無料のイベントでもありますし、是非当日立ち寄って、ちょっとでもその雰囲気を感じてみてもらえたらなって思います。

左から:ikoma、三木悠莉
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イベント情報

『ウエノ・ポエトリカン・ジャム6 ~はしれ、言葉、ダイバーシティ~』

2018年9月15日(土)、9月16日(日)
会場:東京都 上野水上音楽堂 上野恩賜公園野外ステージ

9月15日出演:
谷川俊太郎
松永天馬(アーバンギャルド)
TOLTA
コトナ
死紺亭柳竹
道山れいん
三角みづ紀
宮尾節子
文月悠光
GOMESS
東直子
北大路翼
Anti-Trench
MC Mystie with DJ soul-t
小林大吾
カワグチタケシ
村田活彦 a.k.a. MC長老
and more
9月16日出演:
いとうせいこう is the poet
町田康
ジュテーム北村
木下龍也
カニエ・ナハ
狐火
ジョーダン・A.Y.・スミス
タムラアスカ
和合亮一
MAKKENZ
桑原滝弥
花本武(ブックス・ルーエ)
猫道+タダフジカ
萩原朔美+carry音
月映TSUKUHAE
三木悠莉
and more
料金:無料

プロフィール

三木悠莉(みき ゆうり)

2012年よりポエトリーリーディングを始める。ウエノ・ポエトリカン・ジャム5、6代表。ポエトリー・スラム・ジャパン2017秋全国優勝。パリで開催されたポエトリースラムW杯に日本代表として出場。同会期中開催の俳句スラム優勝。復活の言い出しっぺとしてUPJの仕事をもりもりやっている逆境に強いポエトリーバカ一代。2児の母。この愛じゃ負けないんだ。

ikoma(いこま)

1983年生まれ。ジャンルの壁を超えるイベント「胎動」とレーベル「胎動LABEL」を主宰。Club~Livehouse、Art Galleryまで年間60本ペースでイベントを開催。高円寺フェスに「胎動 Street Special Session」、肉フェスでは「大学生ラップ選手権」として参加。ポエトリースラムジャパン東京大会を担当、対決型イベント「V系vsMETAL」、お笑い企画、短歌のマガジンの発売、Mc Battleオーガナイズなど、ジャンルの狭間を自由に行き来する。またハードコアバンド・BROKEN LIFEではヴォーカルを担当。

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