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chayとCrystal Kayが語り合う、女性の悩みと男性が知らない本音

chayとCrystal Kayが語り合う、女性の悩みと男性が知らない本音

chay feat. Crystal Kay『あなたの知らない私たち』
インタビュー・テキスト
黒田隆憲
撮影:鈴木渉 編集:川浦慧

アイデンティティークライシスもあったんですよ。私は日本で生まれたけど、日本人じゃない。(Crystal Kay)

—chayさんは去年デビュー5周年を迎え、Kayさんは来年が20周年というアニバーサリーイヤーです。これまで歌ってきた中で、「歌いたいこと」って変わりましたか?

Kay:私は変わりましたね。

chay:え、聞きたい!

Kay:28~29歳のころに、歌のチャレンジをしたくてニューヨークへ行ったんです。平和な日本を飛び出て初めての一人暮らし。バックアップがあったわけでもなかったし、結構大変だったんですよ。いろんな国からハングリーな人たちが、アメリカンドリームをゲットしに集まってくる街なので、ちゃんと自分をしっかり持ってないと置いていかれちゃうというか。とにかくペースが早いんです。しかも当時、ちょうど女性の20代後半でクライシス的な壁もやってきて(笑)。「この先どうしたらいいんだろう」「このままでいいのだろうか」って。

chay:すごくよく分かります……!

Kay:きっと、私の歌を聴いてくれている同世代の人たちも、同じような壁に当たっているんだろうなと思うようになって。それからは自分のためにではなく、みんなのために歌うっていう気持ちにシフトしたんです。歌詞も、みんなを支える内容に変わったのかな。女性だけじゃないけど、聴いた人が「よし、頑張ろう」と思えるようなテーマが多くなりましたね。

—1人で暮らしていたことで、自分と向き合う時間も多かったのでは?

Kay:それはありますね。しかも、日本を出たということはかなり大きかった。ちょっとアイデンティティークライシスみたいなものもあったんですよ。私は日本で生まれたけど、日本人じゃない。韓国人と黒人のハーフって当時、周りにあまりいなくて。だからコンプレックスみたいなものがどんどん大きくなっちゃって。しかも表舞台に立つ仕事をしているから、そこのバランスが危ういまま大人になってしまって。

それが、ニューヨークではみんながしっかり自分を持っているんですよね。「私はこれがやりたい」「私は何人で、それを背負ってこういうことができる」「で、あなたは? What's your story?」って訊かれることが多くて。あれだけの才能が溢れている中で、「君は何が違うの?」みたいに言われていろいろ考えたんです。でも、日本だと逆じゃないですか。

—みんなで足並みをそろえ、「出る杭は打たれる」みたいな感じですもんね。

Kay:その時に、自分ではコンプレックスだと思っていたユニークな出自にもっと自信を持った方がいいんだって気づけたんですよね。

Crystal Kay

chay:素敵な話……。

Kay:(笑)。だから強くなって帰ってこられたかな。そういうのも含めて、「私もみんなと同じことを感じているし、悩んでいるんだよ」っていうことを、歌詞とかで感じてもらえたら……と思うようになりました。

—chayさんは今、まさにKayさんがそういう経験をしていたころの年齢ですよね。

chay:そうなんですよね。私もずっと、いわゆる等身大の歌詞を書いてきたし、その時その時の気持ちを大事にすることをモットーにしているんです。例えば、19歳の時に書いた“nineteen”という曲は、自分が18歳や20歳の時には書けなかったと思うし、あの瞬間だからこそ出てきた言葉がたくさん詰まっています。

ファンの方は、同世代の女性が割合としてすごく多いので、デビューから6年経って、デビューしたころは高校生だった子が、今は結婚してお母さんになってたり、お子さんを連れて会いに来てくれたり。そうやって「みんなと一緒に歳を重ねていっている感覚」というものはあります。

—chayさんも、みんなと同じことで悩んだりしますか?

chay:そうですね。さっきKayさんがおっしゃっていたのと同じで、同級生や幼馴染みの子たちとたまに会ったりすると、みんな悩みが同じだったりするんです。20代後半を迎えて、「このままでいいのかな」とか「これからどうしていこうか」とか。ファンの方からも、SNSやファンレターで同じような悩みがたくさん送られてくるんですよ。職種は違ってもとても共感します。私も毎日考えていますよ(笑)。

chay

—それが歌になることもあります?

chay:ありますね。最初のころは、「詩的な表現でキレイに書かなきゃ」と思っていて。人前で素を出すのって難しいじゃないですか。「いい子でいなきゃ」と思ったりするし。

でも、自分のダメな部分、嫌いな部分、恥ずかしい部分をさらけ出した方が、相手も心を開いてくれるし受け入れてもらえることの方が多いことに気がついてからは「ありのままでいいんだ」と思えるようになりました。だから今は、私もみんなと一緒に悩んで、それを歌って成長していけたらいいなと思っています。

左から:chay、Crystal Kay
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リリース情報

chay feat. Crystal Kay『あなたの知らない私たち』初回限定盤(CD+DVD)
chay feat. Crystal Kay
『あなたの知らない私たち』初回限定盤(CD+DVD)

2018年12月5日(水)発売
価格:2,700円(税込)
WPZL-31550/1

[CD]
1.あなたの知らない私たち
2.あともう少し
3.Kiss me(-Xmas version-)
[DVD]
1.恋のはじまりはいつも突然に
2.運命のアイラブユー
3.12月の雨
4.Kiss me
5.Be OK!
6.Summer Darling
7.あなたに恋をしてみました
8.それでしあわせ

  • Apple Musicで聴く
  • chay feat. Crystal Kay『あなたの知らない私たち』通常盤(CD)
    chay feat. Crystal Kay
    『あなたの知らない私たち』通常盤(CD)

    2018年12月5日(水)発売
    価格:1,296円(税込)
    WPCL-12969

    1.あなたの知らない私たち
    2.あともう少し
    3.Kiss me(-Xmas version-)

  • Apple Musicで聴く
  • プロフィール

    chay(ちゃい)

    1990年10月23日生まれ。幼少の頃から歌手を目指し、小学生の頃からピアノで曲を作り始める。大学に入学すると同時にギターを始め、路上ライブなどを重ね、本格的に音楽活動を始める。2012年10月、“ロッテガーナミルクチョコレート”CM ソング「はじめての気持ち」でワーナーミュージック・ジャパンよりCDデビュー。歌声とcuteな容姿のギャップが魅力。

    Crystal Kay(くりすたる けい)

    1986年2月26日生まれ、横浜出身。1999年「Eternal Memories」でデビュー。2018年6月にアルバム『For You』をリリース。NHK ドラマ10『デイジー・ラック』の主題歌「幸せって。」、バファリン「TIME IN A BOX」タイアップソング「わたしたち」など、2018年にTVを中心にCrystal Kayの歌声が注目を浴びた。来年2019年がアーティスト活動20周年イヤーとなるCrystal Kayは音楽以外の活動にも積極的に取り組んでいく。

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