特集 PR

cyberMINK、地下アイドルから音楽家になった音楽オタクのギャル

cyberMINK、地下アイドルから音楽家になった音楽オタクのギャル

cyberMINK『Happy Overload』
インタビュー・テキスト
天野史彬
撮影:宇佐美亮 編集:山元翔一(CINRA.NET編集部)
2019/08/21

私は、音楽活動は「接客業」だと思っている部分があって。

―大人になってからは、クラブでよく踊られていたりもしたんですか?

:20代前半の頃はだいぶ踊ってました(笑)。……私、結構ロクでもなかったんですよ(笑)。

―ははは(笑)。

:よくも悪くも、好奇心が旺盛なんです。18歳の頃に上京してきて、「やったー、一人暮らしできるぞ!」って解放されたら、やりたい放題になっちゃって(笑)。それからは朝帰りばっかりの日々だったんですけど、でも、遊んでいてよかったなって思います。

cyberMINK

:その頃に遊びまくったおかげで、割と早い段階で落ち着くことができたし、その頃に出会った仲間たちは、音楽がめっちゃ好きな人たちが多かったので。

そういう人たちに、すごい重低音のなかにカッ、カッ、カッってスネアが鳴っているだけのドープなクラブミュージックを聴かされてきて(笑)。そういう経験をしてきたことは、自分にとって大きいと思いますね。「音を身体で感じる」っていうことを体感できたので。

―そういう経験や指向性を考えても、雛さんはドープなトラックメイカーになっていてもおかしくない方だと思うんですよ。でもcyberMINKでの活動は、歌やビジュアル的な面も含めて、雛さんの存在自体が前面に出ていて、すごくポップなものですよね。

:私は、音楽活動は「接客業」だと思っている部分があって。聴いてくれる人が「聴きたい」と思うものを作るべきだっていう考えがあるんですよね。特にcyberMINKはそういう考え方でやっているんです。

本当はわけわかんないエレクトロニカを作りたいっていう気持ちもあるにはあるんですけど(笑)、私がそういうものをやりはじめたら、マジでニッチな感じになっちゃうと思うんですよ。

cyberMINK『commonsense』を聴く(Apple Musicはこちら

:だからcyberMINKでは、できるだけライブで盛り上がるように意識したり、頭から離れないようなフレーズを作ることを念頭に置いていて。ただ、結局、私は根が捻くれているので、どれだけポップに寄せようと思っても、そんなにポップにならないんですよね(笑)。

(アイドルは)「可愛くてかっこいい女の子が好き」と「音楽が好き」の両方を満たすことができた。

―「音楽活動は接客業」ってすごく大胆な発言だと思うんですけど、それだと、「自分のやりたいことをやれていない」ということにはなりませんか?

:もともとアイドルもめっちゃ好きなので、そこに抵抗感はまったくないんです。アイドルソングは作家の純粋な表現というよりも、ファンやそのアイドル自身のために書かれているって側面も大きいじゃないですか。

―たしかに。プロフィールには、地下アイドルをやられていたと書いてありましたよね。

:21~2歳の頃から4年くらいやっていましたね。当時は地下アイドルの黎明期だったんですけど、学園祭みたいな雰囲気が大好きで、その当事者になりたくて。私はBELLRING少女ハートが好きだったんですけど、ベルハーのオタクの、「なにもないところから手作りで生み出していこう」感が特に大好きでしたね。

cyberMINK

―そもそも、雛さんのなかで「アイドル」という軸はどのように根づいていったものなんですか?

:子どもの頃に「ハロー!プロジェクト」を好きになったんですけど、それはセーラームーンみたいな美少女変身アニメを好きになったのと同じような感覚ですね。私はハロプロのなかでは特に℃-uteが好きだったんですけど、ちょっと強めのお姉さんがきれいな格好をして、かっこよく踊っている姿にすごく憧れたんです。

その時点では「音楽が好き」っていうのとは違うベクトルで、女の子としての憧れがあったんですけど、そこからチームしゃちほこ(現「TEAM SHACHI」)に出会い、そこで出会った知り合いに教えてもらって、ベルハーも好きになって。

ベルハーやしゃちほこって、音楽好きの耳で聴いても「ヤバい曲やってるな」って思えるんですよね。アイドルだけど、音楽的にも面白いっていうバランスが、私にはちょうどよかったんだと思います。「可愛くてかっこいい女の子が好き」と「音楽が好き」の両方を満たすことができたというか。

Page 2
前へ 次へ

リリース情報

cyberMINK
『Happy Overload』(CD)

2019年8月21日(水)発売
価格:1,080円(税込)
TRGR-1012

1. Happy Overload
2. チルチルミチル
3. D.D.M.P

イベント情報

cyberMINK企画LIVE『サイバードドンパ』

2019年8月29日(木)
会場:東京都 渋谷SPACE ODD
出演:
cyberMINK
KAQRIYOTERRO
ぜったくん
どんぐりず

2019年9月6日(金)
会場:愛知県 名古屋HeartLand
出演:
cyberMINK
KAQRIYOTERROR
ぜったくん

『cyberMINK「Happy Overload」インストアイベント』

2019年8月23日(金)
会場:大阪府 タワーレコード梅田NU茶屋町店

2019年8月24日(土)
会場:愛知県 名古屋PARCO西館1階エントランス

2019年9月1日(日)
会場:埼玉県 大宮アルシェ 1Fイベントステージ

SPECIAL PR 特集

もっと見る

BACKNUMBER PR 注目のバックナンバー

もっと見る

PICKUP VIDEO 動画これだけは

LUMINE ART FAIR - My First collection / Art of New York City

10月12日、13日にルミネ新宿で開催する『LUMINE ART FAIR -My First Collection』のために制作された動画。現地アーティスト2名の言葉と、リアルな空気感とともにNYのアートシーンを紹介している。「NY、かっこいい!」という気持ちがムクムク膨れ上がってくるはずだし、アートに触れるきっかけはそれくらいがちょうどいいと思う。(石澤)

  1. ドラマ『まだ結婚できない男』。新キャスト迎えて13年後を描く 1

    ドラマ『まだ結婚できない男』。新キャスト迎えて13年後を描く

  2. 中山美穂がダンサーに恋 松尾スズキ監督・脚本・主演『108』本編映像公開 2

    中山美穂がダンサーに恋 松尾スズキ監督・脚本・主演『108』本編映像公開

  3. セクゾ中島健人&菊池風磨が「ガルボ」のキニナル食感を70種の表情で表現 3

    セクゾ中島健人&菊池風磨が「ガルボ」のキニナル食感を70種の表情で表現

  4. 『全感覚祭』が10月13日に渋谷複数会場で急遽開催、千葉会場中止を受け 4

    『全感覚祭』が10月13日に渋谷複数会場で急遽開催、千葉会場中止を受け

  5. 宮藤官九郎の新作舞台『もうがまんできない』に阿部サダヲ、松尾スズキら 5

    宮藤官九郎の新作舞台『もうがまんできない』に阿部サダヲ、松尾スズキら

  6. フレデリックの表現がユニークな理由 双子の関係と想像力に秘密が 6

    フレデリックの表現がユニークな理由 双子の関係と想像力に秘密が

  7. 『水曜どうでしょう』漫画化、『週刊少年チャンピオン』で連載 7

    『水曜どうでしょう』漫画化、『週刊少年チャンピオン』で連載

  8. 宮沢氷魚と藤原季節が額をくっつける、今泉力哉『his』ポスター&場面写真 8

    宮沢氷魚と藤原季節が額をくっつける、今泉力哉『his』ポスター&場面写真

  9. 細野晴臣『NO SMOKING』特別映像公開 坂本龍一、高橋幸宏、星野源ら登場 9

    細野晴臣『NO SMOKING』特別映像公開 坂本龍一、高橋幸宏、星野源ら登場

  10. 小沢健二の新アルバム『So kakkoii 宇宙』11月発表、新曲配信&ライブも 10

    小沢健二の新アルバム『So kakkoii 宇宙』11月発表、新曲配信&ライブも