SOMETIME'S、音楽を辞められなかった2人が紡ぐ第二のドラマ

10月21日に1st EP『TOBARI』をリリースした、SOTA(Vo)とTAKKI(Gt)による音楽ユニット、SOMETIME'S。新人ながら、既に“Honeys”や“Take a chance on yourself”といった楽曲のミュージックビデオの再生回数は伸びているし、『TOBARI』の最後を飾る楽曲“Morning”は、11月スタートのドラマ『そのご縁、お届けしますーメルカリであったほんとの話ー』(MBS / TBS)の主題歌に抜擢されている。

音楽性としてはソウル、R&B、AORや、日本の1970~1990年代のポップスに通じており、それを現代的な感性で研ぎ澄ませ、洗練されたモダンなポップスへと昇華している。その手腕の見事さは曲を聴くと強く感じるが、しかし、そんなSOMETIME'Sの音楽の本質にあるものとは、本人たち曰く、「他力本願」の精神なのだという。

「2人」という編成を活かし、様々なミュージシャンと交わりながら音楽を作り上げていくSOMETIME'S。そのフレキシブルな活動スタンスの根底にあるのは、実は「人はひとりでは生きることができない」という、とても人間的な弱さなのかもしれない。そして、そんな自分たちの「弱さ」を受け入れる大らかな眼差しがあるからこそ、SOMETIME'Sの音楽は高い完成度を誇りながらも、どこかチャーミングな佇まいを持っているのかもしれない。そんな真摯で不器用な性格を持った男たちの人間模様を覗いてみた。

「2人組」ということにこだわりはない。周りにいるたくさんの素晴らしいミュージシャンと、その都度一緒にやりたい

SOMETIME'S(さむたいむす)<br>左から:TAKKI、SOTA<br>2017年SOTA(Vo)とTAKKI(Gt)で結成された音楽ユニット。Some time=いつか、Sometimes=時々 もしあなたが夢を叶えるために毎日頑張っているなら、その夢が「いつか」叶うようにという思いと「時々」休んで欲しいという思いをこめてSOMETIME'Sと名付けられている。2020年以降の音楽シーンを賑わすであろうアーティストとして密かに注目が集まっている。
SOMETIME'S(さむたいむす)
左から:TAKKI、SOTA
2017年SOTA(Vo)とTAKKI(Gt)で結成された音楽ユニット。Some time=いつか、Sometimes=時々 もしあなたが夢を叶えるために毎日頑張っているなら、その夢が「いつか」叶うようにという思いと「時々」休んで欲しいという思いをこめてSOMETIME'Sと名付けられている。2020年以降の音楽シーンを賑わすであろうアーティストとして密かに注目が集まっている。

―SOMETIME'Sが結成されたのは2017年だそうですが、どういった経緯でふたりは出会い、共に音楽活動をすることになったのでしょうか?

SOTA:そもそも僕らは高校の同級生なんですけど、高校時代はお互い、面識はなくて。高校卒業後、ふたりとも横浜界隈でバンドをやっていたときに知り合いました。SOMETIME'Sを結成した2017年は、僕が前にやっていたバンドが解散したタイミングですね。TAKKIがやっていたバンドが2014年頃にすでに解散していて、それから彼はサポートミュージシャンをずっとやったので、僕が声をかけたんです。

TAKKI:誘ってもらったとき、SOTAは「自分のやりたい音楽がまだなにもできていないから、音楽を続けたい」と言っていて。「じゃあ、まずはそれを実現しよう」っていうところからSOMETIME'Sは始まりました。

―SOTAさんが言う「自分がやりたい音楽」というのは、どういうものだったんですか?

SOTA:ポップスがやりたかったんです。僕は幼少期の頃からずっと、きれいなコードやメロディで、豪華なサウンドっていう音楽が好きだったんですけど、前にやっていたバンドはツインボーカルのバンドで、正直、曲調的には自分の好みっていう感じではなかったんです。

僕は後から加入したメンバーだったんですけど、ライブの動かし方や、人を巻き込んでいく雰囲気が好きで。そのバンドに参加するのは、自分に足りないものを補っていくような感覚だったんです。結局解散したので、じゃあ、次は自分のやりたいことをやろうと思って、SOMETIME'Sを始めました。

SOTA

―結成から現在に至るまで、2人編成を軸に、音源やライブではサポートミュージシャンを迎えるという形で活動されていますよね。「2人」って、特殊な編成でもありますよね。2人で活動することにこだわりはありますか?

TAKKI:お互い、2人組に固執しているわけではないんですけど、結成した当初はすぐにでも活動したかったし、例えば3~4人のメンバーを集めないと活動開始できないっていうメンタリティは、僕にもSOTAにもなかったんですよね。ベースもドラムも周りに知り合いがいたから、その人たちを巻き込んでいければいいよねっていう感じでした。

SOTA:とにかく、はやく動き出したかったんですよね。僕は当時、サラリーマンをやっていたんですけど、SOMETIME'Sを始めることは、前のバンドが解散した翌日に自分のTwitterで発表したんですよ。当時は、「俺は音楽やめませんよ」っていうことをはやくみんなに言いたかったんだと思います。

あと、TAKKIが言うように、幸いミュージシャンの友達はたくさんいたので、固定メンバーを決める必要はなかった。「あの人と一緒にやりたいし、あの人とも一緒にやりたいし……」っていう感じで。

SOMETIME'Sは「バンド」というより、2人を起点にした「コミュニティ」のよう

―今回の1st EP『TOBARI』にも多くのミュージシャンが参加されていますが、彼らは当時からの知り合いたちなんですか?

TAKKI:SOMETIME'S結成前からの知り合いもいるし、活動し始めてから知り合った人もいますね。例えば、サックスの永田こーせーさんは、SOMETIME'S結成前、僕がサポートミュージシャンをやっていた頃に知り合った人で。

SOTA:あと、パーカッションで参加してくれた、ぬましょうも僕は前のバンドの頃から面識はあったり。

TAKKI:ドラムの冨田洋之進(Omoinotake)は、SOMETIME'Sとして初めてライブをしたライブハウスで紹介してもらってからの繋がりで。なんだかんだで、3年くらい一緒にやっていますね。

―なんだか、「バンド」というより、SOMETIME'Sの2人を起点にした「コミュニティ」のような感じがしますね。

SOTA:本当、そんな感じだと思います。一緒にやりたいと思う人も、結局のところ、一緒に酒を飲んでいい人だったらいいなっていう感じなんです、僕は(笑)。TAKKIはもっとプレイヤーとしての部分を見ていると思うけど、僕は楽器が上手い下手よりも、「人」が先にくるというか。

音楽家である前にひとりの人間であって、一緒にいて人間的にも刺激がある人がいいし、そういう人が鳴らす音のほうが、説得力があると思うんです。「その人」として、そこにいてもらって。ただのサポートミュージシャンじゃなくて、「この曲は、この人が弾いているんだ」っていう色をちゃんと出してもらうほうが、SOMETIME'Sには合っていると思うんですよね。

―SOMETIME'Sは、サポートミュージシャンにも、その人がその人らしくあることを求める。

SOTA:そうですね。なので、演奏をお願いするときも、フレーズとかは、かなりその人にお任せしちゃうんです。その人のフィルターを通したらどう返ってくるのかが楽しみで。

TAKKI:いつも曲によって「この曲は、あの人に弾いてもらいたいよね」っていう話をSOTAとしていくんですけど、そもそも、曲によってベースやドラムが違うのって、普通のバンドだとすごく違和感があることだと思うんですよ。グルーヴが変わってしまうから。

でも、僕らはそれが楽しいんですよね。自分がギターを乗せるときに、「ムズッ!」って思うこともあるんですけど、それが自分にとってはすごく刺激になるというか。自分の楽曲に対する理解度も深まるし、一緒にやってくれる人たちはみんな、一流のミュージシャンなので楽しいです。

TAKKI

―『TOBARI』の全曲にアレンジでクレジットされている藤田道哉さんは、どういった方なんですか?

TAKKI:じつは僕のバイト先の後輩なんですけど、彼はアレンジャーというより、もはや作曲者と言っていいくらいの存在です。彼と一緒にやるようになって、SOMETIME'Sに生楽器だけじゃなくて、打ち込みの要素も入るようになったんですよね。最初に藤田に声をかけた頃、彼も彼で音楽活動をやっていたんですけど、彼はグリッド線至上主義者というか、音楽に揺らぎを求めていないタイプの人で。

あと、あくまでも僕の感覚ですけど、彼のやり方は、プロミュージシャンを目指す人間のやり方ではないと感じた。「この才能は、こういう場所にいるべきじゃないな」と思って、半年くらいかけて口説きました。僕らもまったく売れていないし、あんまりお金も払えなかったんですけど、それでも、「俺らが仕事をやる!」とかデカいことを言って。藤田道哉という存在を世に知ってもらうことも、僕がSOMETIME'Sでやりたいことのひとつなんです。

―TAKKIさんのなかには、プロのミュージシャンという存在に対して、美学のようなものがあるんですかね?

TAKKI:僕自身、実績やキャリアがあるわけでもないんですけどね。それでも、美学というか、プライドというか、そういうものはあります。SOMETIME'Sを始めるまでの2年間ほど、サポートギタリストとして活動したのが大きくて。そのとき、「この人たちは一流だ」と思えるようなミュージシャンとお仕事させていただく機会が何度もあったんですよね。

僕はその人たちと一緒にいただけの存在なんですけど、ただ、「やっぱり、プロのミュージシャンは一線にいるべくしている人たちなんだ」と実感することが多くて。そういう人たちに僕の技術やメンタリティでは届かないと思って、挫折した瞬間があったんです。だから、スタジオミュージシャンは辞めたんですけど。それでも、そういう人たちと出会ってきたことによって、プライドが芽生えてしまったんですよね。

「ずっと音楽を続けてこれたのは、『自分が作りたい音楽』を体現している人がまだいないから。僕は死ぬまでに、自分の理想の音楽を作りたいんです」(SOTA)

―それぞれのバンド解散後、SOTAさんはサラリーマン、TAKKIさんはサポートミュージシャンをやっていた。そして今は、それも辞めて、SOMETIME'Sをやっている。お話を聞く限りSOMETIME'Sの前史時代にもすごく紆余曲折があるし、それゆえに、今、SOMETIME'Sをやっていることに、「音楽と共に生きていく」ことに対しての、おふたりの強い意志を感じます。

SOTA:僕の場合、「100%、俺がやりたかったことをこの人はやっている」と思わせられるような音楽が目の前に現れれば、音楽はとっくに辞めていたと思いますけどね。でも、毎年出てくる新しいアーティストを見て、その都度その都度「すげえいいな」と思いながらも、「うわ、これ、やられちゃった!」と思ったことはないんですよ。

ずっと音楽を続けることができたのは、「自分が作りたい音楽」を体現している人がまだ自分の前に現れていないからでしょうね。「じゃあ、俺がやろう」って思えている。僕は死ぬまでに、自分の理想の音楽を作りたいんです。

―サラリーマンを辞めたときは、どんなきっかけがあったのでしょう?

SOTA:2018年の春くらいに、初めてSOMETIME'Sのレコーディングをして、自主制作の3曲入りEPを作ったんですけど、それができたとき、「これだったらもう1回、ちゃんとミュージシャンに挑戦したいな」と思ったんです。周りにいる、知り合いの素晴らしいミュージシャンたちと一緒に、形に囚われずに活動していけば、ちゃんと結果は出せるんじゃないかと思えた。それをきっかけに、サラリーマンを辞めて、もう1回、ミュージシャンに挑戦しようと思ったんです。

―葛藤はありませんでしたか?

SOTA:それは全然なかったです。ずっと音楽はやりたかったし、自分の音楽に漠然とした自信はあったし。それでも、サラリーマンをやっていたのは、親父が厳しかったからなんです。親父は「四大を出ているのに、音楽をやりながらのフリーターなんて許さない」っていうタイプの人だったので。親父も音楽は大好きなんですけどね。でも、最初の自主制作ができたとき、それを親父に聴かせたら、「これならいいんじゃないか」って納得してくれたんです。

―SOTAさんの音楽的なルーツはどういったものなのでしょうか。

SOTA:ユーミンとMr.Childrenが、僕にとってはバイブルです。親がサーファーで、子供の頃、親と海に行くまでの車の中でかかっていた音楽とかが、基本的には僕のルーツになっています。幼稚園の頃からユーミンを歌って育ちましたから。他にも、The Beatlesのような、いわゆる王道の音楽が、ずっと家で流れていて。

―SOTAさんの「ポップスをやりたい」という想いの根底には、そうしたルーツがあるんですね。

「僕が音楽を続けてきたのは、キャリアのなかで、辞める決断ができるほどの実績が残せなかったというのが、一番の要因なんですよね」(TAKKI)

―TAKKIさんが今、SOMETIME'Sとして活動されるに至った背景も知りたいです。

TAKKI:僕はSOTAと違って、前のバンドが解散して、サポートミュージシャンをやっていた2年間、結構悩んでいました。けっこう出世欲みたいなのがあるので、本気でサラリーマンをやったら役員くらいまでいけるんじゃないかっていうくらい、自分を高く評価しているんですけど(笑)。

SOTA:ははははは(笑)。

TAKKI:そういう普通の仕事に就くのもいいのかなと考えたことはあって。それでも音楽の道を選んだのは、思い返すと幼少期からずっと、僕は一等賞を取ったことがない人生なんですよ。サッカーをやっていたんですけど、そこでも「スタメンだけど、絶対に途中交代する人」みたいな感じだったんですよね。常に「第一線の一番下」に自分がいるっていう感覚があって。

音楽活動に関しても、僕はずっと、全国流通盤を出したことがなかったんです。今回の『TOBARI』が僕にとって人生で初めての全国流通盤で。前のバンドもアマチュアなりに自主制作のCDは売れていたし、それなりの動員もあったし、一般の人に言えばギリギリ自慢になるくらいの成果を挙げていたけど、「また、ここ止まりか」っていう感覚もあったんです。自分のギターを評価してくれるミュージシャンは周りにいて、その中には第一線で活躍している人もいるのに、結局、自分自身に誇れるものはなにもない。「メジャーデビューした友達がいるバンドマン」で止まってしまっている。

―なるほど。

TAKKI:せっかく中2からギターを始めて、就職もせず音楽をやり続けてきたのに。それでも、「ここで音楽を辞めて就職をするのも違うよな」っていう気持ちもあって……そういう悩みが、サポート活動をやっていた2年間にはありました。それでも今、SOMETIME'Sを腹括ってやっていることを考えると、僕が音楽を続けてきたのは、今まで音楽をやってきたキャリアのなかで、辞める決断ができるほどの実績が残せなかったというのが、一番の要因なんですよね。

―TAKKIさんの音楽的なルーツは、どういった存在に当たるのでしょうか?

TAKKI:高校の頃に軽音楽部に入って、インディーズの音楽をディグるようになったんですけど、そのときにハマったのは、K-PLANというレーベルのアーティストたちでした。WRONG SCALE、the band apart、he……ポストロックっていうんですかね。ちょっとお洒落な感じのアーティストが好きでした。あと、10-FEETもめっちゃ好きで。

今、ギタリストとして影響を受けている人たちって考えると、スムースジャズ系やソウル系のミュージシャンの存在が大きいです。ノーマン・ブラウン、アール・クルー、それにデイヴィッド・T・ウォーカーとか、そういう人たちのプレイを目指しています。あと、ギタリストじゃないですけど、メイシオ・パーカーがめっちゃ好きですね。

高い完成度の裏にある「他力本願」というスタンス

―SOTAさんとTAKKIさんは、お互いのことをどのように見ているんでしょうか。

TAKKI:僕はずっと、SOTAは天才だと思って接しています。ボーカリストとして、天性の譜割りとグルーヴ感があると思うんですよ。SOTAが作るデモのメロディを自分で口ずさもうと思っても、難しすぎて、口ずさめないんです。メロディが難解というか、打ち込もうと思っても、何分音符かわからない、みたいな。そういうところは、すごいなと思います。音楽の話をしても抽象的なんですよね。天才は、会話が常に抽象的なもので(笑)。そういうことを組み取る技術が自分にあってよかったなって思います。

SOTA:ははははは(笑)。

―SOTAさんから見て、TAKKIさんはどうですか?

SOTA:僕がTAKKIをSOMETIME'Sに誘ったのは、音と弾きざまが好きだったからなんです。例えば、同じギターのフレーズを10個聴き比べて、「どれがTAKKIでしょう?」って訊かれても、きっとわかるくらいに音の個性がはっきりしているんです。

それに、ステージでギターを弾いている姿もすごい……これはもう実際に見てもらわないと、言葉にできないんですけど。

SOTA:あとやっぱり、TAKKIは音楽の理論もわかっているし、音楽の言葉でミュージシャンとやり取りができるので、そこは助かっていますね。

―お互いがお互いの持っていないものを補い合っているんですね。

SOTA:そうですね……ただ、根本的に、僕らは2人ともめちゃくちゃズボラなんです(笑)。あと少しでも、2人の人間的な器が小さかったら不義理が発生するくらいのギリギリのサイズというか。なので、お互いが補完し合っているというよりは、できないもの同士が2割ずつくらい、お互いのできないことをカバーし合っているイメージなんです(笑)。

TAKKI:本当、こんなに2人共なにもできない2人組っていないと思うんですよ。最近は、例えばTENDREの(河原)太朗さんみたいな、ひとりでピアノもサックスもベースも弾けますっていう人も多いと思うんです。ひとりでなんでもできたり、ひとりでめちゃくちゃキャラ立ちしていたり。それに比べてSOMETIME'Sは、僕はギター以外の楽器は弾けないですし、SOTAに限っては、パソコンもろくにできない。曲を作るときには、フレーズはそれぞれのミュージシャン任せで……って、こんなのもう、令和のミュージシャンとは思えないじゃないですか(笑)。

―ははははは(笑)。

SOTA:僕たちの軸は「他力本願」なんで(笑)。

―(笑)。でも、この完成度の高い音楽の本質にあるのが「他力本願」というのは、すごくいい話のような気もします。

TAKKI:自分たちのこのスタンスについては純粋に焦る気持ちもあるんですけど(笑)、それでも逆に、「これで売れたら、俺らはマジで本物だな」っていう気持ちもあるんです。この「他力本願」の姿勢が、実はすごくいいものなんじゃないかって。それゆえに、やっぱりサポートミュージシャンへの想いは強いですね。僕らと一緒に音楽を作ってくれた人たちが、SOMETIME'Sにジョインしたことを誇らしい気持ちになってもらえるようになりたいです。やっぱり、特別なことなんです、2人しかいないって。

―そうですよね。

SOTA:僕も最近、よく思います。人の輪が増えていくと、幸せになってほしい人も増えるもので。結果的に、僕らと一緒に音楽をやってくれた人たちには全員、幸せになってほしいですね。僕らと一緒に演奏した人たちが、自信を持ってSOMETIME'Sという名前を掲げながら、その人の場所に戻っていけるような、そういう場所になれればいいなと思うんです、SOMETIME'Sは。

それは別に、「日本中の人が、世界中の人が幸せになってほしい」みたいなことではないですけどね。とりあえず、面と面で話せる間柄になれた人くらいは、幸せになってほしい。そういう気持ちが、今はすごくあります。

SOMETIME'S『TOBARI』を聴く(Apple Musicはこちら

リリース情報
SOMETIME'S
『TOBARI』(CD)

2020年10月21日(水)発売
価格:1,980円(税込)
STCR-1001

1. Get in me
2. Honeys
3. Take a chance on yourself
4. Simple
5. I Still
6. Morning

プロフィール
SOMETIME'S
SOMETIME'S (さむたいむす)

2017年SOTA(Vo.)とTAKKI(Gt)で結成された音楽ユニット。“Some time” = いつか、“Sometimes”= 時々 もしあなたが夢を叶えるために毎日頑張っているなら、その夢が「いつか」叶うようにという思いと「時々」休んで欲しいという思いをこめてSOMETIME'Sと名付けられている。Apple Music「ブレイキング:J-Pop」、Spotify「Early Noise Japan」を始めとしたプレイリスト入りを果たし、AWAでは無名の新人ながらも超異例のTOPバナーPUSHを得てAWA急上昇楽曲No.1。音楽認識アプリ「SHAZAM」の新人アーティストとトレンドである「Discovery チャート」にて1位を獲得。以降、配信を重ねるごとにサブスクリプションプレイリスト・チャートを賑やかし無名から一転、2nd Digital Single「Take a chance on yourself」ではJ-WAVE「TOKIO HOT 100」にて最高位34位を記録、3rd Digital Single「I Still」はFM802「RADIO MASTERS」WEEKLY PUSHを獲得しサブスクリプションだけでなくラジオのチャートプッシュもされ始め、2020年以降の音楽シーンを賑わすであろうアーティストとして密かに注目が集まっている。



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