66歳にしていまだ年間100本以上のライブを行うなど現役のトップミュージシャンとして君臨するボブ・ディランの人生を描いた作品『アイム・ノット・ゼア』が公開中だ。監督はアメリカン・インディペンデント映画の鬼才、『エデンより彼方に』、『ベルベッド・ゴールドマイン』のトッド・ヘインズが手がけている。
野心に燃えたフォークシンガー、時代を映すロックの殉教者、一人の女性を不器用に愛した映画スターなど、様々な顔を持つボブ・ディランのために6人の豪華キャストがディランを演じる同作。制作には7年もの歳月を費やし、全く新しいアプローチでボブ・ディランを映し出している。
作品タイトルの“アイム・ノット・ゼア”はもちろん、全編にわたって36曲ものディランの楽曲が流れる中、6人によって紡がれる一人の男の人生を、観客とともに旅する一作だ。
『アイム・ノット・ゼア』
シネマライズ、シネカノン有楽町2丁目他にてロードショー
監督:トッド・ヘインズ
出演:クリスチャン・ベイル、ケイト・ブランシェット、マーカス・カール・フランクリン、リチャード・ギア、ヒース・レジャー、ベン・ウィショー、シャルロット・ゲンズブール、デヴィッド・クロス、プルース・グリーンウッド、ジュリアン・ムーア、ミシェル・ウィリアムズ
2007年/アメリカ/カラー/135分/
配給:ハピネット/デスペラード
(画像:©2007 VIP Medienfonds 4 Gmbh & Co.KG/All photos- Jonathan Wenk)