ニュース

川島秀明展『wavering』、繰り返し描かれる「自画像」のよろめき

5月17日(土)から6月7日(土)まで、川島秀明展『wavering』が小山登美夫ギャラリー(東京・清澄)にて開催されている。

川島は1969年、愛知県生まれのアーティスト。03年、05年の個展に続き、同ギャラリーでは3年ぶり3度目の個展となる。同氏は95年から2年間、比叡山延暦寺にて天台宗の仏道修行を経験し、日々の営みとして絵を描くことを選んだという。

様々な形態に変化しながらも繰り返し描かれるポートレート作品を、「自画像を描くような気持ちで」描いたと川島は語っている。川島の作品達は、普遍的な真理を追い求めていても決して拭い去ることのできない自己そのものを、真摯に見つめ続ける作家の記録ともいえる。

今回の個展では、8~10点の新作ペインティングを展示。川島いわく、「今回は少し距離を置いて、様々な表情を演じているよう」とのこと。タイトルの「wavering」とは、精神的なよろめき、揺らぎ、というニュアンスとしてもちいられており、心の鏡に向かってポーズをとるような作家のひそやかな実験性を感じることができるだろう。

また、同ギャラリーでは櫃田珠実展『The Garden』も同時開催中。ぜひ、あわせて足を運んでほしい。

川島秀明展『wavering』
2008年5月17日(土)~6月7日(土)
会場:小山登美夫ギャラリー(東京・清澄)
料金:無料

(画像:© Hideaki Kawashima, 2008)

SPECIAL PR 特集

もっと見る

BACKNUMBER PR 注目のバックナンバー

もっと見る

PICKUP VIDEO 動画これだけは

『悲しみに、こんにちは』予告編

映画『悲しみに、こんにちは』予告編。両親の死によって、都会から田舎の伯父伯母のもとに引き取られることになった少女・フリダ。スペイン・カタルーニャで過ごす彼女の、きらめくようなひと夏の様子が、新鋭監督による瑞々しい感性によって描かれています。映画批評サイト「ロッテン・トマト」100%Fresh獲得も納得の一作です。(久野)

  1. 『デザインあ展』が科学未来館で開催。体験型作品も多数の会場内をレポート 1

    『デザインあ展』が科学未来館で開催。体験型作品も多数の会場内をレポート

  2. 吉岡里帆主演『健康で文化的な最低限度の生活』 生活保護描く新ドラマ 2

    吉岡里帆主演『健康で文化的な最低限度の生活』 生活保護描く新ドラマ

  3. ドラマ『恋のツキ』に安藤政信&欅坂46・今泉佑唯が出演 恋物語をかき乱す 3

    ドラマ『恋のツキ』に安藤政信&欅坂46・今泉佑唯が出演 恋物語をかき乱す

  4. ケンドリック・ラマーの黒塗り広告が突如、霞ヶ関駅&国会議事堂前駅に出現 4

    ケンドリック・ラマーの黒塗り広告が突如、霞ヶ関駅&国会議事堂前駅に出現

  5. 夏帆「ドッキドキ」 TOWA TEI「SRATM」新曲“ダキタイム”PVに出演 5

    夏帆「ドッキドキ」 TOWA TEI「SRATM」新曲“ダキタイム”PVに出演

  6. SNSでイラストの支持を集めた雪下まゆが語る、作風への葛藤 6

    SNSでイラストの支持を集めた雪下まゆが語る、作風への葛藤

  7. アニメキャラ100の名言が新宿地下を占拠 『Netflix “アニ名言”ジャック』 7

    アニメキャラ100の名言が新宿地下を占拠 『Netflix “アニ名言”ジャック』

  8. 『華氏451度』『一九八四年』などSF作がTシャツに 早川書房×トーハン企画 8

    『華氏451度』『一九八四年』などSF作がTシャツに 早川書房×トーハン企画

  9. 細田守が語る、映画『未来のミライ』で描きたかった現代の家族像 9

    細田守が語る、映画『未来のミライ』で描きたかった現代の家族像