母はなぜ愛する息子に殺されたのか、実在の事件を映画化した『美しすぎる母』が公開中

第60回カンヌ国際映画祭監督週間で上映され、スキャンダラスな内容で賛否両論を巻き起こした衝撃作『美しすぎる母』が、Bunkamura ル・シネマ(東京・渋谷)ほか、全国各地で上映中だ。

実在の事件を基に執筆された原作『SAVAGE GRACE』(直訳「野蛮な優美さ」)は、1985年に出版され数々の賞に輝いた話題作。本作はデビュー作『恍惚』がサンダンス映画祭を熱狂させ、数々の賞を獲得した奇才トム・ケイリンが、原作を艶やかに映画化したもの。

貧しい家庭で育ちながらも、持ち前の美貌で大富豪ブルックス・ベークランドと結婚したバーバラ。息子アントニーにも恵まれ、幸せの絶頂にいたバーバラだったが、ブルックスが若い女に走り、裏切られたバーバラはアントニーに偏った愛情を示しはじめ…。

実在したバーバラを妖艶な魅力で演じるのは数々の賞に輝く演技派スター、ジュリアン・ムーア。また、バーバラの息子、端正で美しいアントニーに大抜擢となったのは、新鋭エディ・レッドメイン。官能的なタッチとショッキングな結末、二人の迫真の演技が時代に埋もれた衝撃のスキャンダルを浮き彫りにしていく。

『美しすぎる母』
Bunkamura ル・シネマほか、全国ロードショー
監督:トム・ケイリン
脚本:ハワード・A・ロッドマン
原作:『Savage Grace』ナタリー・ロビンズ、スティーヴン・M・L・アロンソン
キャスト:
ジュリアン・ムーア
スティーヴン・ディレイン
エディ・レッドメイン
エレナ・アナヤ
ウナックス・ウガルデ
ベレン・ルエダ
ヒュー・ダンシー
2007年/スペイン/フランス/アメリカ/カラー/97分/(R-18)
配給:アスミック・エース

(画像:© Lace Curtain, Monfort Producciones and Celluloid Dreams Production)

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