会田誠の弟子で未来美術家の遠藤一郎による個展『超アート展』開催

ギャラリーのレセプションなどに行くとたいてい止まっている落書きだらけの黄色いワゴン。サイドボディに大胆に描かれた「未来へ!」という文字。通勤中に通りかかる渋谷西口の高架下、ホームレスたちが雨風を凌ぐための段ボールに描かれた「未来」という文字。ホームページ内に画像でアップされた桜島の廃旅館外に飾られた「未来」と描かれた大きな旗(後日台風直撃で消滅している)。

先日リニューアルオープンしたばかりの「NADiff A/P/A/R/T」内のギャラリー『magical, ARTROOM』オープニング宣誓イベントや、創刊60周年記念でリニューアル新装刊した雑誌『美術手帖』表紙での笑顔、そして大きなヘアバンド。

会田誠の弟子で、未来美術家(自称)。そして会田誠の弟子達による美術集団「ふつう研究所」所長で、ミュージシャン、DJ、多摩川カジュアルデザイナーなど様々な肩書きをもつ、「GO FOR FUTURE」をメッセージとして掲げる男・遠藤一郎が、ついに 8月9日より清澄白河のギャラリー、ZENSHIで個展『超アート展』を開催する。

何が展示されるのか、どんなパフォーマンス、どんなインスタレーションが行われるのか、全くもって未だ謎なのだが、強いて言えば「未来へ向かうエネルギー」がこの個展では展示され、ぼくらはそれを見ることができるのではないだろうか、と一人勝手に想像して期待している。きっとアート界を震撼させるアバンギャルドな個展になるだろう。

冒頭で語弊を恐れずに述べたのだけれど、「落書きだらけの黄色いワゴン」は正確には間違いで、あの黄色いワゴンにマジックペンで描かれたたくさんの言葉は、よく見ると、落書きではなく、みんなが寄せ書きのように描いたたくさんの『夢』『願い』だ。「ふいに見かけた時に手を合わせると願いが叶う」とは本人談。

オフィシャルのプロフィールにも書かれているが、「美術的な教育経験はまったく無く、すべて気合いだけでやりぬきます。」という言葉からも真意が伝わって来る。

『超アート展』遠藤一郎個展
会場:ZENSHI
会期:8月9日~8月30日12:00~19:00
休廊日:日、月、祝日

「オープニングパーティー」
2008年8月9日18:00~
「祭りパーティー in 清澄公園」
2008年8月24日(日)12:00~

関連イベント
『第二回未来美術専門学校』
2008年8月24日(日)12:00~21:00
会場:多摩川(小田急線登戸駅下車、川へ向かってまっすぐ走って下さい)

(投稿:加藤淳也(TOKYOHELLOZ))

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