こまばアゴラ劇場初の国際演劇祭開催、同演目上演や平田オリザ日本未上演の新作も

こまばアゴラ劇場初の国際演劇祭『こまばアゴラ劇場 国際演劇月間−キスは何回?−』(以下、『キスフェス』)が9月28日(土)まで開催中だ。

「文化は多様、同じヨーロッパでも挨拶のキスの回数から違う」ということから平田オリザが命名。東京デスロックの多田淳之介がフェスティバルディレクターを務める国際演劇祭『キスフェス』。ベルギー、スイス、スペインの3カ国の劇団に加え、国内からは青年団、東京デスロックが参加する。

青年団の平田オリザがベルギーの王立フランドル劇場(KVS)から委嘱され、旧ベルギー領コンゴに生息する類人猿「ボノボ」を飼育する人々を描いた新作『森の奥』を、KVS&トランスカンカナルが上演。さらにドゥニ・ディドロ作の『ジャックとその主人』を、スイスのテアトル・デュ・ムーランヌフと東京デスロックそれぞれ上演するなど、日欧競演の「作品による国際交流」が観れるのもまたとない機会だ。

今後行われる公演の会場はこまばアゴラ劇場と原宿のリトルモア地下の2か所。公演会場などの詳細はオフィシャルサイトを参照してほしい。

『こまばアゴラ劇場 国際演劇月間−キスは何回?−』
2008年9月5日(金)~28日(日)
会場:
こまばアゴラ劇場(東京・駒場)
アトリエ春風舎(東京・小竹向原)
リトルモア地下(東京・原宿)

出演団体:
青年団
王立フランドル劇場(KVS)&トランスカンカナル
東京デスロック
テアトル・デュ・ムーランヌフ
テアトロフィーア

料金:
各公演毎の料金はオフィシャルウェブサイト参照
KISSセット券8,000円(青年団+来日3カンパニー(4演目)セット券)
LOVEセット券5,000円(東京デスロック『演劇LOVE2008 ~愛の行方3本立て~ 発情期・蜜月期・倦怠期』セット券)

フェスティバル・ディレクター:多田淳之介
制作:国際演劇月間−キスは何回?−実行委員会
総合プロデューサー:平田オリザ
英文作成:近藤 強、齋藤晴香、畑中友仁
宣伝美術:京
主催・企画制作:(有)アゴラ企画・こまばアゴラ劇場

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