『ユニバーサル・ソルジャー』『タイムコップ』『ストリートファイター』『サドン・デス』などの作品に出演。1990年代を席巻したハリウッドが誇る最強のアクションスター、ジャン=クロード・ヴァン・ダム。そんな彼が今までのイメージを破壊して新境地を切り開いた『その男ヴァン・ダム』が、12月27日(土)よりシネマライズ(東京・渋谷)他にて公開される。
アクション映画に革命を起こしたヴァン・ダム。しかし、21世紀では既に時代遅れ、金銭トラブル、勝ち目のない娘の親権争い、仕事は風前の灯・・・。そんな彼はロサンゼルスから逃れ、故郷ブリュッセルへ向かう。気力も残高も果てた彼に、娘の親権裁判の担当弁護士から、費用を早急に支払わなければ弁護を降りると告げられる。何とか資金を得たヴァン・ダムは郵便局に向かうが、郵便局は強盗団が襲撃中で銃声が鳴り響いていた。そして、これはヴァン・ダムの長い長い一日のほんの幕開けに過ぎなかった。これは、どん底の男ヴァン・ダムに起こった、哀しい物語である。
ヴァン・ダムに限りない愛を込めてこのとんでもない作品に挑んだのは、新進気鋭のマブルク・エル・メクリ監督。さらに、本作の企画に共鳴したヴァン・ダムが主演のほかにエグゼクティブ・プロデューサーも務め、脇を固めるのもベテラン俳優ばかり。ヴァン・ダムが、自ら「どん底」のヴァン・ダムを演じる。これはマジな演技か、悪ノリのセルフ・パロディか、ヤケクソの開き直りか!?
『その男ヴァン・ダム』
2008年12月27日(土)より、シネマライズ他全国順次ロードショー
監督・脚本:マブルク・エル・メクリ
エグゼクティブ・プロデューサー:ジャン=クロード・ヴァン・ダム
撮影監督:ピエール=イヴ・バスタール
美術:アンドレ・フォンスニィ
編集:カコ・ケルバー
オリジナル音楽:ガスト・ワルツィング
キャスト:
ジャン=クロード・ヴァン・ダム
フランソワ・ダミアン
ジネディーヌ・スアレム
カリム・ベルカドラ
ジャン=フランソワ・ウォルフ
アンヌ・パウリスヴィック
2008年/ベルギー=ルクセンブルク=フランス/
カラー/96分
配給:アスミック・エース
(画像:© 2008 GAUMONT-SAMSA FILM)