太宰治『パンドラの匣』が映画化、ヒロインの川上未映子と仲里依紗に加え窪塚洋介も登場

太宰治の小説『パンドラの匣』が映画化され、ヒロインに芥川賞作家の川上未映子と女優の仲里依紗が抜擢されたことが明らかになった。川上は本作が女優デビューとなる。

監督は映画『パビリオン山椒魚』の冨永昌敬。太宰作品を支持する冨永監督の翻案が加わった『パンドラの匣』として制作される。ストーリーは結核を患う少年、ひばりが入所した風変わりな療養所を舞台に、そこで出会った2人の看護婦への恋心と、おかしな療養者との日々を描く。

主人公のひばりを演じるのは期待の新人、染谷将太。川上が演じるのはひばりが思いを寄せる看護婦長の竹さん、気まぐれな新人看護婦マア坊役を仲が演ずる。また、物語の鍵を握るひばりの友人、つくしを俳優の窪塚洋介が演じるほか、ふかわりょう、ミッキー・カーチスなどの個性派のキャストが顔を揃えている。また、『パビリオン山椒魚』に続き、音楽を菊地成孔が手がけているのも見逃せないポイントだ。

今年11月にクランクイン。公開は2009年秋を予定している。

『パンドラの匣』

2009年秋公開予定
監督:冨永昌敬
音楽:菊地成孔

キャスト:
川上未映子
仲里依紗
染谷将太
窪塚洋介
ふかわりょう
洞口依子

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