2008年の青参道アートフェア参加作家であり、ろうけつ染めを使った表現を行う大竹夏紀による個展『idola specus』が、恵比寿のgallery POINTで開催される。
大竹は1982年生まれ。幼い頃より少女マンガのヒロインやテレビに登場するアイドル達に心酔してきた作家であり、その感情を「ろうけつ染めを施した無数の薄い絹」の破片を組み合わせることによって昇華させ表現してきた。
今回の個展のタイトル『idola specus』(ラテン語で、イドラの洞窟)は大竹が作品のコンセプトにしている「アイドル=idol」の語源から来ている。現代において重要なテーマである「kawaii/かわいい」表現を体現する女性作家の個展に期待したい。
大竹夏紀 展覧会
『idola specus』
2009年1月16日(金)~1月26日(月)12:00~20:00
会場:gallery POINT(東京・恵比寿)
料金:無料
(画像:© 大竹夏紀/gallery POINT)