それは一種の風景画―。タナカカツキが「自分は何を美しいと思っているのか」という自問に対峙した『炎の画家タナカカツキの生涯～わだはガッポになる』が、CALM & PUNK GALLERY（東京・西麻布）にて開催中だ。会期は2009年2月1日（日）まで。
タナカは1966年大阪生まれのマンガ家。劇団主宰、放送作家などを経験しており、映像作家でもある。著書はマンガ『バカドリル』、『オッス！トン子ちゃん』など。森美術館『六本木 クロッシング2004』に参加するなど幅広く活動する。
本展では100号のキャンバスに描いた緻密な風景画や、81,000枚もの静止画の連続を8時間かけて再生する作品を展示。立体カード（レンチキュラーカード）の制作、販売など、マンガや映像など多様な表現で人々を魅了するタナカのアイディア溢れる展覧会となっている。難しいことを考えず、自然と接するような感覚で楽しめる作品は、私たちの心にダイレクトに感動を与える。
なお、タナカの映像作家としての作品『virtual drug ALTOVISION（ブルーレイ）』が12月17日に発売されたばかりなので、こちらもぜひチェックしてほしい。こちらは、自宅のテレビで映像トリップ体験を提供してくれる目で見る桃源郷的な映像ソフト『virtual drug』シリーズの新作となっている。
『炎の画家タナカカツキの生涯～わだはガッポになる』
2008年12月19日（金）～2009年2月1日（日）
会場：CALM & PUNK GALLERY（東京・西麻布）
時間：11:00～19:00
入場：無料
休館日：不定休（2008年12月29日（月）～2009年1月4日（日）は休館）
タナカカツキ
『virtual drug ALTOVISION』（ブルーレイ）
2008年12月17日発売
価格：5,229円（税込）
発売元：ポニーキャニオン/ライトニング
販売元：ポニーキャニオン
（画像：「virtual drug ALTOVISION」より）
