『バガボンド』『スラムダンク』の作者・井上雄彦の『最後のマンガ展』、熊本で巡回開催

昨年5月に東京・上野の森美術館で開催された井上雄彦の『最後のマンガ展』が、『バガボンド』の主人公・宮本武蔵の終焉の地である熊本にて巡回開催されることになった。同展は、熊本市現代美術館で4月11日(土)から6月14日(日)まで開催される。

井上雄彦は『バガボンド』『リアル』『スラムダンク』などの人気長編マンガを生みだしたマンガ家だ。文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞、手塚治虫文化賞マンガ大賞など多数の受賞歴がある。

同展では、井上雄彦が宮本武蔵の世界を描いた140点に及ぶ肉筆画を展示し、『バガボンド』の延長線上にある一篇の物語を見せる。なお、全館書き下ろし作品で構成され、この場限りの「空間マンガ」が出現する予定だ。

『井上雄彦 最後のマンガ展 重版 熊本版』

2009年4月11日(土)~6月14日(日)
会場:熊本市現代美術館
時間:10:00~20:00(入場は19:00まで)
休館日:火曜日(5月5日(火)は開館、7日(木)は休館)

料金:一般1,500円 高校・大学生1,000円 小・中学生500円 熊本市内小中学生無料(名札など証明できるものを提示)
※当日券のみ、前売り券の発行はなし
※全国の「チケットぴあ」で当日観覧券予約チケット販売あり(平日は日にち指定券、週末は日時指定券、チケットぴあでは割引券は発行しない)
※熊本市現代美術館で販売する当日券は、購入当日のみの使用
※身体障害者手帳等をお持ちの方、または熊本市民で65才以上の方は割引き、ただし、割引き料金は美術館で販売する当日券のみの設定

観覧の際のお願い:
少しでも良い環境でご覧いただくために、混雑時には列に並んでいただいたり入場制限をさせていただくことがありますので、ご了承下さい。会場内でのビデオや写真撮影、携帯電話のご使用、鉛筆以外の筆記用具のご使用はご遠慮下さい。

関連イベント

連続講演会
井上雄彦という稀代のマンガ家の持つ魅力を多面的に読み解く講演会(全6回)

会場:アートロフト(熊本市現代美術館)

「展覧会というマンガ、その特徴について」
2009年4月19日(日)14:00~
出演:冨澤治子(熊本市現代美術館学芸員)

「井上雄彦と日本水墨画史」
2009年4月25日(土)14:00~
出演:山下裕二(明治学院大学教授)

「宮本武蔵と熊本」
2009年5月9日(土) 14:00~
出演:島田真祐(島田美術館館長)

「井上雄彦と「最後のマンガ展」を語る」
2009年5月16日(土)14:00~
出演:伊藤比呂美(詩人)

「何のために人を斬るのか−『赤胴鈴之助』から『忍者武芸帳』、『バガボンド』まで−」
2009年5月23日(土)14:00~
出演:宮本大人(北九州市立大学准教授、マンガ史研究)

「図書館とマンガ」
2009年5月30日(土)14:00~
出演:蔵座江美(熊本市現代美術館学芸員・司書)

料金:無料

宮本武蔵の史跡をめぐるバスツアー

2009年5月10日(日)、31日(日)11:00集合

熊本の武蔵ゆかりの地を訪問し、井上雄彦が描写する宮本武蔵の心境を追体験する。
集合場所:熊本市現代美術館
訪問場所:熊本市現代美術館~武蔵塚公園~立田自然公園(武蔵供養塔)~霊巌洞・五百羅漢・雲巌禅寺~島田美術館~現代美術館
定員:各回20名※要事前申込
料金:5,000円(島田美術館入場券、お弁当代込)
ガイド役:学芸員ほか

(画像: ©I.T.PLANNING)
(投稿:天沢もとき)

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