「家族の繋がり」を問う、青年団リンク・二騎の会 最新作『一月三日、木村家の人々』

5月23日(土)からこまばアゴラ劇場にて、青年団リンク・二騎の会の最新作『一月三日、木村家の人々』の公演が行われる。

二騎の会は脚本の宮森さつきと演出の多田淳之介、青年団同期入団の二人が2006年に立ち上げたユニット。宮森さつきは人間を見つめ、複雑な心のひだを丁寧に描く作品で、既に2本の戯曲賞を受賞している人物。一方の多田淳之介は、自身が主宰する劇団「東京デスロック」でも、既成の手法を疑いながら作・演出をこなし、演劇の多様な魅力を表出させながら、その可能性を広げるべく精力的な活動を行っている。

作家と演出家の2つの異なる世界観がぶつかり合い、融合することで、初めて出現する新たな世界。それが二騎の会の作品だ。

本作品『一月三日、木村家の人々』は、2006年『直線』以来となる宮森さつき待望の新作。そして「演劇の可能性、魅力を伝えること」という宿志の元、東京デスロックの「東京公演休止」を宣言した多田淳之介にとっては、2009年度唯一の東京公演となる。

鮮やかに彩られがちな「家族」という言葉が、「介護」という避けられない現実に触れ、その本質を静かに晒す新春の家族会議。携帯電話の割引ばかりが「家族の繋がり」を謳う今、紡ぎ出される一つ一つの台詞が、観客に改めて「家族」ついて問いかける。

青年団リンク・二騎の会
『一月三日、木村家の人々』

2009年5月23日(土)~6月2日(火)
会場:こまばアゴラ劇場(東京・駒場東大前)
休演日:5月28日
受付開始は開演の40分前、開場は開演の20分前です。

料金:
基本料金(予約・当日)3,000円 シニア・学生2,000円 平日マチネ2,500円
家族割 1名様1,500円
※ご家族でご来場のお客様は、基本料金の半額でご観劇いただけます。
※家族割をご利用のお客様は、当日受付にて(家族であることを証明できる)家族写真をご提示ください。

ポストパフォーマンストーク

2009年5月23日、24日、25日終演後

二騎の会次回作
『F』プレイベント

2009年5月30日(土) 18:00~
料金:予約・当日1,000円

作:宮森さつき
演出:多田淳之介

出演:
小河原康二
木崎友紀子
島田曜蔵
村井まどか
佐藤誠
森内美由紀

  • HOME
  • Stage
  • 「家族の繋がり」を問う、青年団リンク・二騎の会 最新作『一月三日、木村家の人々』

Special Feature

Crossing??

CINRAメディア20周年を節目に考える、カルチャーシーンの「これまで」と「これから」。過去と未来の「交差点」、そしてカルチャーとソーシャルの「交差点」に立ち、これまでの20年を振り返りながら、未来をよりよくしていくために何ができるのか?

詳しくみる

JOB

これからの企業を彩る9つのバッヂ認証システム

グリーンカンパニー

グリーンカンパニーについて
グリーンカンパニーについて