米田樹央による個展『FIFTY』が、6月26日(金)より、代官山のGALLERY SPEAK FORにて開催される。
米田は主にファッション誌や音楽誌、ファッションカタログなどで幅広く撮影を手がけるフォトグラファー。写真におけるキャリアとは別に、かつてミュージシャンを志したこともあり、音楽がその風土の中に根付いている南米、特にキューバに親近感を持ち続けてきた。
本展では、今年3月に訪れたキューバの写真を中心に、近作プリント約40点を発表。タイトルはキューバ革命50周年の今年と、米田がこだわって愛用する、人の視野に最も近いフレーミングを実現する「50ミリ」レンズを意味している。
リアリティを大切にしながら、柔らかい光で被写体を優美に包む洗練された手つき、時に女性的なほどナイーブに構築された微かなハピネスさが魅力だ。
また、2009年夏シーズンに「チェ・ゲバラ」をテーマに自身のコレクションを展開したファッションデザイナーの小村和久も米田の写真に共感。本展のためにオブジェ・インスタレーションを制作して発表する。
米田樹央
『FIFTY』
2009年6月26日(金)~7月8日(水)
会場:GALLERY SPEAK FOR(東京・代官山)
時間:11:00~20:00(最終日のみ18:00まで)
休廊日:木曜日
料金:無料
(画像:©Kio Yoneda)