食肉処理工場に監禁された少女を襲う凄惨な運命、映像界の極限流血表現『マーターズ』

本国フランスで検閲議論が起こるほどの話題を集めているホラー映画『マーターズ』が、8月29日(土)より、シアターN渋谷にてレイトロードショーされる。

監督は『ジェヴォーダンの獣』『サイレントヒル』などの作品で、クリストフ・ガンズの下で腕を磨いた新鋭パスカル・ロジェ。本作の成功を受け、ハリウッドからもオファーが殺到。今後のホラー映画界を牽引していくことが確実な期待の人物だ。

物語は70年代のフランスが舞台。行方不明になっていた少女リュシーが傷だらけの衰弱しきった姿で発見される。何者かの手で食肉処理工場の廃墟に監禁され、長期間にわたって拷問と虐待を受けた激しいショック状態のため、自力で脱出したこと以外は事件の詳細を語ろうとしなかった。

15年後、リュシーは同じ年頃の少女アンナによる介護のもと、養護施設で少しずつトラウマを癒していた。しかし、平穏に見えたのある朝、リュシーによる復讐劇が突如として幕を開ける。自分を監禁したという家族を殺戮した後、血まみれの死体を処理するリュシーだったが、屋敷の中で背後に異様な気配を感じ取る。そしてそこには想像を絶する地獄への扉が開かれようとしていた。

肉体と精神の両面を痛めつけ、映像表現の限界を打ち破る極限の流血表現と評される本作。トロント、シッチェス、ローマと世界各国の映画祭でも「怖すぎる」「極悪非道」と、大きな波紋を起こし、話題を呼んでいる。

『マーターズ』

2009年8月29日、シアターN渋谷にてレイトロードショー、全国順次公開

監督:パスカル・ロジエ

キャスト:
マルジャーナ・アラウィ
ミレーヌ・ジャンパノイ

提供・配給:キングレコード+iae
宣伝:エイスワンダー(B.B.B.Inc)
協力:コムストック・グループ、TRASH-UP!!(屑山屑男)、山崎圭司、小林真里

(画像:©2008 Eskwad - Wild Bunch- TCB film)

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