サーフィンの世界でプロサーファーという「職業」を初めて確立した6人の若者たちの奮闘を描いたドキュメンタリー『バスティン・ダウン・ザ・ドア』が、8月1日（土）からシアターＮ渋谷でロードショーされる。
本作の舞台は、1970年代前半、ハワイ・オアフ島のノースショア。サーファーにとって憧れのスポットであったその場所に、南アフリカとオーストラリアからやってきた6人の若者がやってくる。彼らの目的は、誰も成し得なかった先進的なアプローチでサーフィン界に革命を起こすこと。しかし彼らの前には、ノースショアをホームグラウンドとするハワイアンたちの、強いローカリズムの壁が立ち塞がる。
現在では何億ドルもの金額が動く一大産業に発展したサーフィン業界の、礎を築いた男たちの夢と希望、苦悩と挫折を描く。当時のサーファーたちの姿を、サーフ映画のバイブル『FREE RIDE』ほか70年代サーフムービーの名作の数々を使用し、時代の空気とともに大迫力のライディングシーンで魅せる。
サーフィンのテクニックや精神性、自然の美しさを楽しめるだけでなく、新しいものを生み出すためには覚悟と勇気が必要だというテーマが伝わってくる感動のドラマだ。若者たちに次々と襲いかかる困難の「波」に、ライドしようと奮闘する姿に胸を熱くさせたい。
なお、関連イベントとして、本公開に先駆けて神奈川・鵠沼海岸、他サーフスポット（ライブハウス、カフェ、公民館、野外ビーチ）で映画のキャラバン上映を行う。野外の空気に頬をなぶられながら、アルコール片手に映画の世界に浸るのもよいだろう。
『バスティン・ダウン・ザ・ドア』
2009年8月1日（土）よりシアターＮ渋谷にてロードショー
監督：ジェレミー・ゴッシュ
ナレーション：エドワード・ノートン
キャスト：
ウェイン・ラビット・バーソロミュー
マーク・リチャーズ
ショーン・トムソン
配給：キングレコード+ビーチカルチャー
キャラバン上映
2009年7月18日（土）19:00～
会場：神奈川・鵠沼海岸 海の家くまざわや
キャラバンツアー他巡業箇所：
北海道～宮崎の全国サーフスポット20箇所以上
