日本最東端の町、根室の荒野に点在する戦争遺跡「トーチカ」を舞台にした映画『TOCHKA』が今秋公開

日本最東端の町、根室の荒野に点在する戦争遺跡「トーチカ」を舞台にした映画『TOCHKA』が、今秋ユーロスペースにて公開される。

冬枯れの荒野に、第二次世界大戦時に作られ今は潮風に曝されるがままとなった朽ちたトーチカが点在する。そこに佇む一人の男。彼と出会った美しく、若い女。彼らは薄暗いトーチカの中で、誰にも知られることのなかった記憶の深みへと降りていく。

この不思議な傑作を撮り上げたのは、映画美学校出身で、本作が劇場デビューとなる新鋭、松村浩行。観客の目を奪う美しい光と、研ぎ澄まされた会話で無二の作品を創り上げた。出演は、今や日本映画界に欠かせない存在となった名優、菅田俊と、井口奈己監督の『犬猫』での好演も記憶に新しい藤田陽子。静かな中にも熱い情念が沸き立った、かつてない映画を目にするチャンスだ。

『TOCHKA』

2009年秋、ユーロスペースにてレイトショー

監督:松村浩行

出演:
藤田陽子
菅田俊

製作・配給・宣伝:トーチカ・ユニオン

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