魔法仕掛けのような電子音楽を奏でるアーティスト、Serphのニューアルバム『vent』が、hashimoto kazumasa、Gutevolkなどでお馴染みのレーベル「noble」から7月9日にリリースされる。
20代男性によるソロプロジェクトSerphは、ジャズ、フュージョン、ブレイクビーツ、テクノ、プログレ、映画音楽など、様々なジャンルを軽やかにスキップするファンタジックな世界観で「空想の宅録ジャズ」と称されている。『vent』は、昨年リリースされたピアノと作曲を始めてわずか3年で完成させたというアルバム『accidental tourist』に続く2作目だ。
小気味良く弾むピチカートにジャジーなピアノ、愛らしくポップなシンセのフレーズ、そ
して躍動する多彩なリズム。全篇インストゥメンタルながら、歌以上に歌う抜群のメロディーライン、ハーモニーにはますます磨きがかかり、前作にも増して親しみやすいポップネスと、オリジナリティを獲得したと内容といえるだろう。
nobleのオフィシャルサイトでは、収録曲“march”の視聴が可能。音楽ライター・評論家の岡村詩野も絶賛のコメントを寄せている。