幻想と現実の交差するベルギー近代美術をたどる『アントワープ王立美術館コレクション展』

ベルギー近代美術の流れを展観できる『アントワープ王立美術館コレクション展 アンソールからマグリットへ ベルギー近代美術の殿堂』が、初台の東京オペラシティアートギャラリーで7月28日から開催される。

フランスとドイツの影響を受けつつ独自の発展を遂げてきたベルギー。なかでも、名作『フランダースの犬』の舞台である北部の都市アントワープは、古くから商業・金融の地でありながら、様々な文化・芸術の交流の場として発展し、近年ではファッションの中心地として最先端のカルチャーシーンを牽引する都市のひとつとして知られている。

本展では、アントワープ王立美術館の所蔵する14世紀から20世紀にわたる幅広く膨大なコレクションの中で、質量ともに充実した19世紀末から20世紀中頃までのベルギー絵画を紹介。ベルギー近代絵画の3大巨匠とも呼ばれるルネ・マグリット、ポール・デルヴォー、ジェームズ・アンソールをはじめレオン・スピリアールト、フェルナン・クノップフなどの象徴派、フランドル表現主義、シュルレアリスムなどの39作家、計70作品が展示される。また、そのうち63点が日本初公開で、マグリットの名品『9月16日』も特別出品される。

幻想と現実の交差するベルギー美術の魅力をぜひ堪能してほしい。

『アントワープ王立美術館コレクション展 アンソールからマグリットへ ベルギー近代美術の殿堂』

2010年7月28日(水)~10月3日(日)
会場:東京オペラシティアートギャラリー(初台)
時間:11:00~19:00(金・土は20:00まで、最終入場は閉館30分前まで)
休館日:月曜(祝日の場合は翌火曜日)、8月1日(日・全館休館日)
入場料:一般1,000円 大・高生800円 中・小生600円

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『ベルギー近代絵画にみるフランダース文化』

2010年7月31日(土)
会場:東京オペラシティビル7F 第1会議室
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時間:14:00~15:30
聴講費:無料(展覧会の入場は別料金)
定員:80名(要予約)

講演会
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2010年8月7日(土)
会場:東京オペラシティビル7F 第1会議室
時間:14:00~15:30
講師:冨田章(サントリーミュージアム[天保山]学芸部長)
聴講費:無料(展覧会の入場は別料金)
定員:80名(要予約)

(画像:フェルナン・クノップフ 《エドモン・クノップフの肖像》 油彩, キャンヴァス 1881年頃)

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