アクション・ギャグで描く愛のサイレント・コメディー『ルンバ!/アイスバーグ!』

道化師カップルのドミニク・アベルとフィオナ・ゴードンの主演監督作品『ルンバ!/アイスバーグ!』が、7月31日から公開中だ。

2作同時上映される本作は、製作・監督・脚本・主演のコンビで実生活でも夫婦であるドミニクとゴードンによるもの。90年代から短編映画の制作をはじめ、2006年に長編映画第1作『アイスバーグ!』、2008年に長編第2作『ルンバ!』を発表しており、セリフに頼ることなく体で表現するギャグの連続や、繊細で詩的な昇華など、映画初期のサイレント・コメディーとして注目を集めている。

『ルンバ!』では幸福の絶頂から不幸のどん底へ突き落とされる夫婦が愛の回復を探し求めるシリアスな物語を、『アイスバーグ!』ではふとしたことで夫や子供たちとの愛の欠如にきづいたヒロインの物語を描く。どちらも長編でありながらセリフがほとんどなく、愛の物語をアクション・ギャグで語るコメティー作品だ。また、『ルンバ!』は2008年カンヌ映画祭正式部門の「批評家週間」特別招待上映のワールド・プレミアで絶賛され、現在各国での公開が続いている。

世界の映画シーンで久しく途絶えていた、チャップリンやキートン、ジャック・タチによる喜劇の伝統をよみがえらせ、サイレント時代の映画誕生期の活力を復活させる作品だ。

『ルンバ!/アイスバーグ!』(2作品同時上映)

2010年7月31日(土)日比谷TOHOシネマズシャンテにてロードショー
監督・脚本:
ドミニク・アベル
フィオナ・ゴードン
ブルーノ・ロミ
出演:
ドミニク・アベル
フィオナ・ゴードン

配給:フランス映画社

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