大理石と木の対比で古代から現代の彫刻文化を昇華、杉山功の国内個展

世界各地のグループ展やアートフェアで活動する作家・杉山功の個展『神居 SANTUARIO』が、8月28日まで東京・銀座の東京画廊+BTAPで開催されている。

杉山功は大学卒業後、イタリアを拠点に大理石と木から成る彫刻の制作活動を行ってきたアーティスト。ゆっくりと風化していく石と、早々と朽ちて消える木の対比によって、自然の時間と文明の時間の異なるリズムなどを表現している。

杉山にとって20年ぶりの国内個展となる同展では、1990年代から今日に至るまでに制作された彫刻作品を展示。古典古代から現代に至る西洋の彫刻文化の長い伝統を精力的に吸収しつつ、一つの文明や宗教に囚われない超然とした杉山功の世界観を味わえるだろう。

杉山功個展
『神居 SANTUARIO』

2010年7月21日(水)~8月28日(土)
会場:東京画廊+BTAP
時間:11:00~19:00(土曜は17:00まで)
休廊日:日・月曜、祝日

(画像上:SANTUARIO No.307|2009|H36.4xW70xD31cm|Marble & Wood、画像下:SANTUARIO No.222 2004|H50xW30.5xD14cm|Marble & Wood)

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