養豚農家の夫婦と1200頭の豚を追った写真展『ブタとおっちゃん』

写真家・山地としてるが、とある養豚農家の夫婦の日々を追いかけた写真展『ブタとおっちゃん』が、12月15日から東京・馬喰町のフォイル・ギャラリーにて開催される。

大量飼育・大量生産化に伴い機械化が進む業界の波に逆行し、養豚農家のおっちゃんは自分の手で餌をやり、自分の手で糞の処理をし、1頭ずつに愛情を注いで豚を育てている。農夫のお腹の上で安心しきって眠る子豚など、養豚農家として農林水産大臣賞を何度も受賞する程の腕を持ったおっちゃんの養豚場では、単に生産するという域を越えた、愛するものと共に生きる喜びが溢れている。

同展では、香川県の丸亀に暮らす、おっちゃん夫婦と豚の日々を、山地が10年にわたり撮り続けたモノクロ写真が展示される。

さらに、2009年に自費出版され、口コミで話題となった写真集『豚と共に』を再編集した『ブタとおっちゃん』も、フォイルより同時刊行される。

山地としてる写真展
『ブタとおっちゃん』

2010年12月15日(水)~12月26日(日)
会場:東京都 馬喰町 フォイル・ギャラリー
時間:12:00~19:00

『ブタとおっちゃん』

2010年12月発売
著者:山地としてる
価格:1,890円
発行:フォイル

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