アダム・エリオット初のクレイアニメ映画、孤独な少女と中年男を繋ぐ親愛なる絆

2009年の『東京国際映画祭』で好評を博し、日本公開が待ち望まれていたクレイアニメーション『メアリー&マックス』が、2011年ゴールデンウィークより全国公開される。

まだ携帯もインターネットもメールも普及していない時代。いじめられっこで独りぼっちのメアリーは、ある日、アメリカに住む「誰かさん」と文通を始めようと思い立ち、電話帳から風変わりな名前の「マックス・ホロウィッツさん」を選びだす。一方、ニューヨークで暮らす44歳のマックスは肥満体の中年男。社会に上手くなじめず、大都会で孤独な日々を送っていたが、はるかオーストラリアから1通の手紙が届く。それは、メアリーとマックスの、2つの大陸をまたいだ20年以上に渡る深い交流の始まりだった。

監督を務めるのは、アカデミー賞短編アニメ部門でオスカーを獲得したアダム・エリオット。同作は、監督にとって初の長編クレイアニメーションであり、1日にわずか4秒しか進まないコマ撮り撮影の手法で、完成までに5年を費やした。

監督自身の実体験に基づき制作された同作は、世界最高峰のアヌシー、オタワ、ベルリンなどの国際映画祭で最高賞を受賞。声の出演には、フィリップ・シーモア・ホフマン、トニ・コレット、エリック・バナなどアメリカとオーストラリアが誇る豪華スターたちが集結し、ユーモラスに愛くるしくキャラクターたちを演じている。

『メアリー&マックス』

2011年ゴールデンウィークより新宿武蔵野館、シネ・リーブル池袋ほか全国ロードショー

脚本・監督・プロダクションデザイン:アダム・エリオット
声の出演:
トニ・コレット
フィリップ・シーモア・ホフマン
エリック・バナ
バリー・ハンフリーズ
ベサニー・ウィットモア
配給:エスパース・サロウ

(画像:©2008 Screen Australia, SBS, Melodrama Pictures Pty Limited, and Film Victoria)

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