オープンリールレコーダー楽団Open Reel Ensemble、装置に触って楽しめる個展開催

旧式のオープンリール式レコーダーを駆使したパフォーマンスを行うグループ「Open Reel Ensemble」のインスタレーション展『Electronicos On』が、10月23日まで東京・恵比寿のG/P galleryで開催されている。

Open Reel Ensembleは、和田永を中心として2009年に結成。その場で声や音をテープに録音、リールの回転や動作をコンピュータや人力で操作して音楽を奏でるライブパフォーマンスが話題を呼び、今年は『Sonar 2011』や『Ars Electronica 2011』といった海外のメディアアートイベントにも出演を果たした。

また、和田はバンド「蒸気青月楽団」でも活動するほか、ブラウン管テレビやビデオデッキ、ガムラン打楽器などを用いるパフォーマンスユニット「Braun Tube Jazz Band」で、2009年に『第13回文化庁メディア芸術祭』優秀賞を受賞するなど、多彩な活躍を見せている。

同展では、同グループの奏でるような音楽を再生可能な装置を展示。来場者は実際に装置に触って楽しむことができる。なお、会場内で販売される同グループの初音源『Tape to Tape』のオープンリールテープ版は、iTunes Storeで配信している3曲に加えて1曲を追加した全4曲を収録。限定200セットのみの販売となる。また、音楽配信サイト「OTOTOY」から収録楽曲をダウンロードできるコードも付属する。

また、東京都写真美術館学芸員の山峰潤也をゲストに招いたオープニングトークイベントが、10月14日に開催。トーク終了後には、今回のために制作した作品のデモンストレーションも披露するという。参加には予約が必要となっているので注意しよう。

Open Reel Ensemble at G/P Gallery
『Electronicos On』

2011年10月14日(金)~10月23日(日)
会場:東京都 恵比寿 G/P gallery(NADiff A/P/A/R/T 2F)
時間:12:00~20:00
休廊日:月曜

『オープニングトーク』
2011年10月14日(金)19:30~20:30
出演:
Open Reel Ensemble
山峰潤也(東京都写真美術館学芸員)
定員:30名
予約:要予約

Open Reel Ensemble
『Tape To Tape』オープンリールテープ盤

価格:5,000円(税込)
VSOT-501

1. Taperologue - 磁力序幕
2. Recurrent Fever - 回帰転熱
3. 50μm Orchestra - 50ミクロンのオーケストラ
4. Oplagraph on - オプラグラフ・オン
・限定200個
・RMG社製5号オープンリールテープ仕様
・音源ダウンロードコード(OTOTOYからダウンロード可能)

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