仏のアーティスト「JR」の全貌を紹介する展覧会『JR展 世界はアートで変わっていく』

フランスのストリートアーティスト「JR」の展覧会『JR展 世界はアートで変わっていく』が、6月2日まで東京・神宮前のワタリウム美術館で開催されている。

パリとニューヨークを拠点に活動するJRは、巨大な写真を壁や屋根に貼りつける手法によるグラフィティ作品を制作するアーティスト。世界各地の差別や貧困に苦しむ人々と現地で共同制作を行うことでも知られており、2011年にはカンファレンス『TED』による『TEDプライズ』を受賞した。また、ワタリウム美術館で昨年開催されたChim↑Pomキュレーションによるグループ展『ひっくりかえる展』にも出展している。

同展では、JRが世界中のストリートで発表してきた全プロジェクトを網羅。パリ郊外の公営住宅に住む若者たちの大型ポートレートをストリートに掲示した『ある世代のポートレート』、パレスチナ人とイスラエル人の巨大な写真を両側に提示した『向き合って』、紛争で犠牲になった世界中の女性たちの尊厳を取り戻すために大きなポートレートを掲げた『女性たちはヒーロー』などが、時系列に沿ってドキュメント映像で紹介されている。さらに、昨年11月から宮城・気仙沼で行われたアートプロジェクト『インサイドアウト』のドキュメントやポートレートなども展示されている。

※会期が6月30日まで延長されました(2013年5月31日追加)


イベント情報

『JR展 世界はアートで変わっていく』

2013年2月10日(日)~6月30日(日)
会場:東京都 神宮前 ワタリウム美術館
時間:11:00~19:00(水曜は21:00まで)
休館日:月曜(4月29日、5月6日は開館)
料金:大人1,000円 学生(25歳以下)800円 大人ペア券1,600円 学生ペア券1,200円
※期間中、何度も使えるパスポート制

(画像上:28ミリ、「女性たちはヒーローだ」より プロヴィデンシアの丘 リオ・デ・ジャネイロ、ブラジル 2008年、画像中:インサイドアウト計画より 東北 2012、画像下:オートポートレイト)

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