痛み伴う自国の歴史を作品に、イスラエル人美術作家シガリット・ランダウ初個展

イスラエル人アーティスト、シガリット・ランダウの個展『「ウルの牡山羊」シガリット・ランダウ展』が、5月17日から東京・銀座のメゾンエルメス8階フォーラムで開催される。

1969年にエルサレムで生まれたシガリット・ランダウは、イギリスやアメリカでの生活を経て、現在はイスラエル・テルアビブを拠点に活動するアーティスト。『第54回ヴェネツィア・ビエンナーレ』でイスラエル館の代表アーティストに選ばれたほか、日本では『横浜トリエンナーレ2011』でも作品を発表しており、生と死、肉体、そして人々との関わり合いなど、常に痛みを伴ってきた自国の歴史を反映した作品を生み出している。

日本初個展となる同展では、4台のプロジェクターを使用し、天井の高い空間を生かすことでオリーブの森を表現した作品『Out in the Thicket 茂みの中へ』と、1950年代のイスラエルにおける典型的な空間を出現させる『Behold the Fire and the Wood 火と薪はあります』の2つのインスタレーションを発表。息子イサクを神に捧げようとした旧約聖書のアブラハムの逸話のように、イスラエルならではの犠牲への考察が、いずれの作品にも含まれているという。


イベント情報

『「ウルの牡山羊」シガリット・ランダウ展』

2013年5月17日(金)~8月18日(日)
会場:東京都 銀座 メゾンエルメス8階フォーラム
時間:月~土11:00~20:00(最終入場は19:30)、日曜11:00~19:00(最終入場は18:30)
料金:無料

(画像上から:Out in the Thicket / 2013 / Installation、Four Mothers / 2007-2012 / Installation、Four Mothers / 2007 / Oven, 4 audio channels, 80x60x60cm、´O my friends, there are no friendś / 2011/ 12 Pairs of Bronze Shoes, 300cm diameter circle)

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