家具を題材に記憶を表現、チリの作家2人による『クローゼットとマットレス』展

チリの作家2人による展覧会『「クローゼットとマットレス」 スミルハン・ラディック+マルセラ・コレア展』が、9月4日から東京・銀座のメゾンエルメスフォーラムで開催される。

スミルハン・ラディックは、素材や環境を活かした建築で知られるチリの建築家。『第12回ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展』で発表した『魚に隠れた少年』などの作品を手掛けているほか、彫刻家のマルセラ・コレアとの協働により彫刻や映像作品を制作。仮設建造物や束の間の隠れ家のような簡素で痕跡をとどめない作品を通して、移ろいゆく環境や人間の営みへの哲学的な考察を提案している。

同展では、人々の持ち物や過去、思い出などが収められるクローゼットと、身体を横たえる人を受け止めて夢に誘うマットレスを題材に、記憶の持つ領域を象徴的に表現したインスタレーションを展示。また、街中に存在する脆弱な建築「Fragile Construction」を撮影した写真をシリーズとして紹介する。


イベント情報

『「クローゼットとマットレス」スミルハン・ラディック+マルセラ・コレア展』

2013年9月4日(水)~11月30日(土)
会場:東京都 銀座 メゾンエルメスフォーラム
時間:月~土曜11:00~20:00(最終入場は19:30)、日曜11:00~19:00(最終入場は18:30)
料金:無料

(画像上から:Armario Drawing / 2013 / Drawing ©Smiljan Radic、Fragile Construction n°1 / 1994 / Photo ©Smiljan Radic、Fragile Construction n°2 / 1994 / Photo ©Smiljan Radic、魚に隠れた少年 / The Boy Hidden in a Fish / 2010 / 花崗岩、木材/ Granite and Cedar wood ©Smiljan Radic、魚に隠れた少年 / The Boy Hidden in a Fish / 2010 / プロジェクトイメージ / Image of The Project ©Smiljan Radic)

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