不条理で残酷な絵本作家エドワード・ゴーリーを紹介する作品展、トークに柴田元幸も

絵本作家エドワード・ゴーリーの作品展『濱中利信コレクション「エドワード・ゴーリーの世界」』が、12月28日まで東京・銀座のヴァニラ画廊で開催されている。

細やかに描かれた絵と、押韻や造語、古語などを駆使したテキストを用いて、不条理さや残酷さに溢れる絵本作品を100作以上も生み出したゴーリー。同展では、書籍『エドワード・ゴーリーの世界』の編者・濱中利信が所有するコレクションの中から、原画や限定版の絵本、版画、ポスターをはじめ、ゴーリーが生み出したキャラクター「うろんな客」の人形、バッジ、ポストカードなども含む100点超が紹介されている。さらに、濱中が選んだ101冊のゴーリーの本が展示されるほか、今年発行50周年を迎えた『ギャシュリークラムのちびっ子たち』のミニコーナーも設置されている。

なお、12月14日にはゴーリー作品の翻訳を手掛ける柴田元幸をゲストに招いたギャラリートークも開催される。

（画像上：『Original artwork for 1994 Boston Book Fair publicity poster（1994）』、画像下：『Original artwork for 1994 Boston Book Fair program（1994）』）

関連リンク

• ヴァニラ画廊 -Vanilla Gallery -濱中利信コレクション「エドワード・ゴーリーの世界」