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『ヒロシマ賞』受賞記念展、暴力による死者を悼む『ドリス・サルセド展』

『第9回ヒロシマ賞』受賞を記念する展覧会『ドリス・サルセド展』が、10月13日まで広島・広島市現代美術館で開催されている。

『ヒロシマ賞』は、現代美術の分野で人類の平和に貢献した作家の業績を顕彰し、世界の恒久平和を希求する「ヒロシマの心」を広く世界に伝えることを目的として設置。世界各地のアーティストを対象に、3年に1度授与されている。

9回目となる今回の受賞者は、コロンビア出身のアーティスト、ドリス・サルセド。1958年生まれのサルセドは、1980年代後半から日常の家具や衣服などを彫刻として再生させながら、暴力による犠牲者の記憶を静かに訴える作品や、空間全体を死者を悼むための場に変容させるような大規模なインスタレーションを制作している。同展では、人類史上でも類を見ない大きな暴力がもたらした広島の悲劇を現代と結び付けながら、死の悼みを超え、再生への願いを込めた作品を展示している。なお、南米出身の作家が『ヒロシマ賞』を受賞するのは今回が初めてとなる。

イベント情報

『第9回ヒロシマ賞受賞記念 ドリス・サルセド展』

2014年7月19日(土)~10月13日(月・祝)
会場:広島県 広島市現代美術館
時間:10:00~17:00(10月12日、13日は19:00まで)
休館日:月曜(祝休日は開館し、翌日休館)
料金:一般1,030円 大学生720円 高校生・65歳以上510円

ドリス・サルセド『プレガリア・ムーダ』(部分)2008-2010年 Photo by Patrizia Tocci
ドリス・サルセド『プレガリア・ムーダ』(部分)2008-2010年 Photo by Patrizia Tocci
ドリス・サルセド『ア・フロール・デ・ピエル』(部分)2013年 Photo by Joerg Lohse
ドリス・サルセド『ア・フロール・デ・ピエル』(部分)2013年 Photo by Joerg Lohse
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