女性詩人の実話をモノクロで描く『パプーシャの黒い瞳』、K・クラウゼ監督の遺作

映画『パプーシャの黒い瞳』が、4月4日から東京・神保町の岩波ホールほか全国で順次公開される。

同作は、ポーランドのクシシュトフ・クラウゼとその妻ヨアンナ・コス=クラウゼが共同で脚本と監督を担当しており、全編をモノクローム映像で映し出している。クシシュトフ・クラウゼ監督は昨年末に61歳で永眠したため、同作が遺作となった。

物語の主人公は、ロマの女性として初めての詩人と呼ばれるブロニスワヴァ・ヴァイス。彼女はポーランドの重要な女性詩人となった実在の人物であり、ロマ語で「人形」を意味するパプーシャという愛称で知られる。同作では、第2次世界大戦前後のポーランドのロマ社会で生きる彼女の軌跡が描かれるとともに、彼女の詩の才能を発見した詩人イェジ・フィツォフスキとの出会いと別れがジプシー音楽に重ねて映し出される。

作品情報

『パプーシャの黒い瞳』

2015年4月4日から岩波ホールほか順次公開
監督・脚本:ヨアンナ・コス=クラウゼ、クシシュトフ・クラウゼ
出演:
ヨヴィタ・ブドニク
ズビグニェフ・ヴァレリシ
アントニ・パヴリツキ
配給:ムヴィオラ

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