ベトナム舞台に少年の初恋と嫉妬、成長描く『草原に黄色い花を見つける』

映画『草原に黄色い花を見つける』が8月19日から東京・新宿武蔵野館ほか全国で順次公開される。

1980年代後半のベトナム中南部の貧しい村を舞台にした同作は、家族の事情で共に暮らすことになった兄弟と幼なじみの少女ムーンの初恋と成長を描いた作品。ムーンが弟のトゥオンとばかり遊ぶことに嫉妬した主人公ティエウが取り返しのつかないことをしてしまうというあらすじだ。今回公開された予告編では、ティエウがムーンに「なんだか最近ムーンと一緒にいたくなるんだ」と伝える様子や、ムーンとトゥオンが遊ぶ様子を眺めるティエウ、火事を目にしてムーンが涙を流す場面などが確認できる。

メガホンを取ったのは、同作が『第89回アカデミー賞』外国語映画部門のベトナム映画代表に選出されたヴィクター・ヴー。ムーンに想いを伝えることができない12歳のティエウ役にティン・ヴィン、トゥオン役に『PAN ネバーランド、夢のはじまり』『モンスター・ホテル2』などで声優を務めたチョン・カン、ムーン役に撮影当時9歳だったタイン・ミーがキャスティングされている。

作品情報

『草原に黄色い花を見つける』

2017年8月19日(土)から新宿武蔵野館ほか全国で順次公開
監督:ヴィクター・ヴー 脚本:ヴェエト・リン、ヴィクター・ヴー、ドアン・ニャット・ナム 出演: ティン・ヴィン チョン・カン タイン・ミー マイ・テー・ヒエップ 上映時間:103分 配給:アルゴ・ピクチャーズ
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