2021年版のジェンダー・ギャップ・レポート発表 日本は156か国中120位

世界経済フォーラムが、世界各地の男女間の格差を示す「グローバル・ジェンダー・ギャップ・レポート2021」を発表した。

「グローバル・ジェンダー・ギャップ・レポート」は世界経済フォーラムのニューエコノミーとソサエティ・センターが発行。ジェンダー格差がない「ジェンダー・パリティ」の達成を促す。ジェンダーギャップ指数は「経済」「教育」「医療へのアクセス」「政治参加」の4分野で、ジェンダーに基づく格差の進展を観測している。

レポートによると、ジェンダー・パリティの世界的な達成に要する時間は、新型コロナウイルスの感染拡大に伴ってこれまでの「99.5年」から「135.6年」に延びることになった。この理由としては、ロックダウンの影響を最も受けやすい部門で女性がより多く雇用されていることや、家事がさらに重圧となっていることなどが挙げられている。

ジェンダー平等が最も達成されている国はアイスランド。以下、フィンランド、ノルウェー、ニュージーランド、スウェーデン、ナミビア、ルワンダ、リトアニア、アイルランド、スイスと続いている。前回調査から最も改善されたのは、リトアニア、セルビア、東ティモール、トーゴ、アラブ首長国連邦。最もジェンダーギャップが解消されている地域はヨーロッパ。中東・北アフリカ地域は最もジェンダーギャップが大きい地域とされている。

なお日本はジェンダーギャップの66%を解消し、156か国のうち120位となった。前回調査は153か国中121位。少なくとも日本においては、「ジェンダー平等」は時代遅れなスローガンとは言えない状況のようだ。

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