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タイはなぜ世界から次世代ファッションシーンとして注目される?

『THAI SENSE.JP』
テキスト
島貫泰介
編集:野村由芽
タイはなぜ世界から次世代ファッションシーンとして注目される?

国内デザイナーの育成にも熱心。世界に注目される次世代のファッションブランド

6月のある週末、ラフォーレ原宿2Fで『THAI SENSE.JP/タイセンス・ドット・ジェイピー』のレセプションが行われた。タイ国政府商務省国際貿易振興局の主催で、伊藤忠ファッションシステム株式会社による企画のもと、タイのファッションブランドを紹介する期間限定のショップをオープン。6月16日から30日まで、新宿ルミネエストのCLEOPATRA fig、代官山のKIKUNOBU、渋谷パルコパート1のLui's、渋谷ヒカリエのROOTOTE GALLERY、そしてラフォーレ原宿のCONTAINERの計5店舗で、全13ブランドが紹介される(大阪2店舗でも展開中)。

『THAI SENSE.JP/タイセンス・ドット・ジェイピー』ラフォーレ原宿2F CONTAINER
『THAI SENSE.JP/タイセンス・ドット・ジェイピー』ラフォーレ原宿2F CONTAINER

昨今のタイは、2013年にタイ版『VOGUE』が創刊するなど、世界的にも次世代のファッションシーンとして注目されている。バンコクにある約千店規模のプラティナムファッションモールは連日多くの人で賑わっているし、政府としても繊維・衣料品業界を発展させることに重きを置いていて、国内ブランドを立ち上げる若手デザイナーの育成にも熱心だ。そんなタイの気鋭ブランドの中で、ラフォーレ原宿に集ったのは、iCONiC、Surreal Objects、ISSUE、TuTTi、FOXPIXEL、Leisure Project Store、dergres by munchu'sの7ブランド。

「普通だけどファンキー(Basic Funky)」をコンセプトに、シンプルなTシャツやスウェットに猫や熊のポイントをあしらうFOXPIXELや、クリーンで都会的な男性のライフスタイルを届けるLeisure Project Storeはどちらも2010年代にスタートしたフレッシュなメンズラインだ。

FOXPIXEL
FOXPIXEL

Leisure Project Store
Leisure Project Store

また、2015年に立ち上がったばかりのdergres by munchu'sは、「3人の女の子の15歳から25歳までの記憶」や「彼女たちの経験、恋、感覚、音楽、友人たちとの日々」などをインスピレーションとしていて、思わずソフィア・コッポラのガーリッシュな青春映画を思い出すし、TuTTiのデザイナー自身の母をミューズとするノスタルジックなフィロソフィーも、国籍や文化を越える普遍的な女性像として、齟齬なく受け入れることができる。

dergres by munchu's
dergres by munchu's

TuTTi
TuTTi

また、日本でも人気のウィスット・ポンニミット(タムくん)が描くマムアンちゃんとコラボしたISSUEのネイティブアメリカン風のバッグは、思わずお買い上げしたくなってしまうキュートさだった。

ISSUEとウィスット・ポンニミットによるキャラクター「マムアンちゃん」のコラボトート
ISSUEとウィスット・ポンニミットによるキャラクター「マムアンちゃん」のコラボトート

欧米への留学経験も豊富。ユニバーサルで自由なシーンを生み出す若手デザイナーの台頭

これらのブランドのデザイナーの多くは、タイのファッションシーンでは第三世代に属するのだという。今回のプロジェクトにも参加しているGREYHOUNDは、1980年代にメンズカジュアルショップの1号店をオープンした第一世代の代表格。その下で働いたデザイナーたちや、子どもたちがちょうど第三世代にあたり、彼、彼女らの多くがロンドン芸術大学セントラルセントマーチンズ校などの欧米に留学経験を持ち、そこでのセンスやカルチャーをタイに持ち帰り、よりユニバーサルで自由なシーンを確立しつつある、というのが現在のタイのファッションシーンであるようだ。

GREYHOUND
GREYHOUND

プロジェクトに参加しているasvのクリエイティブディレクター、そしてBFS(バンコク・ファッション・ソサエティー)の現議長でもあるポンパット・アッサワプラパーはこのように語った。

ポンパット:タイのファッションは、日本だけでなく中国、韓国などの東アジア全土、そしてアメリカでも注目を集め始めています。それは世代が持つユニバーサルな感覚も理由ですが、同時にアートや音楽といった異分野との交流による世界の広がりも大きいのではないでしょうか。

asv
asv

たしかに私たちは、既にマンガの領域でタムくんに親しみ、映画やアートの領域でアピチャッポン・ウィーラセタクンの作品に出会い、あるいは音楽の領域でガールズスリーピースバンドのYellow Fangを聴いている。今回、『THAI SENSE.JP』で見られるファッションを、新奇なものではなく当たり前のものとして受け入れられる感覚は、昨今のタイの文化的成熟を意味しているのだろう。

イベント情報

『THAI SENSE.JP/タイセンス・ドット・ジェイピー』

2016年6月16日(木)~6月30日(木)
会場:東京都 ラフォーレ原宿 2階 CONTAINER、Lui's TOKYO、CLEOPATRA fig、KIKUNOBU TOKYOほか
参加ブランド:
FOXPIXEL
GREYHOUND
L.A.B. by London Brown
Leisure Project Store
TIMO
PAINKILLER
Q DESIGN AND PLAY
asv
dergres by munchu's
iCONiC
ISSUE
Surreal Objects
TuTTi

プレゼント情報

『THAI SENSE.JP』特別プレゼント企画

『THAI SENSE.JP』参加ブランド「ISSUE」、タイのコスメブランド「Erb」、ウィスット・ポンニミットによるキャラクター「マムアンちゃん」との限定コラボレーションコレクションより、クラッチバッグ、トートバッグ、キャンドル、ディフューザーをプレゼント(応募締切は6月30日24:00まで)。

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