「月刊CINRA」連載 あの雑誌の特集、予想します。第9回「SP●!」

第9回「SP●!」2009年6月第2週発売号の特集
特集名「もう主夫でいいなんて言わないよ絶対」

雑誌の趣向を分析しつつその雑誌の特集を勝手ながらに予測しているこの連載、しかも当たったら見本誌を送ってください、と呼びかけてはいるのですが、厚かましさゆえかしら、未だ届きません。替わりに自宅ポストには寿司屋の出前チラシが頻繁に。あまりしつこいのでその寿司屋のチラシを取らずにポストからちょいと顔出しさせたままにおくことにしました。すると、来なくなりました。次はピザ屋かしら。さて、第9回は「S●A!」。

第9回「SP●!」2009年6月第2週発売号の特集

20代半ば、すなわち会社に入って数年目のサラリーマンの鬱屈と下(しも)の興味をハイテンションで浴びせかけてくれる雑誌ではあるものの、実はその手法を20年近くやってると気付かされりゃそのテンションに乗るのも憚られるし、世の25歳は薄っぺらい「R25」を読んで情報はこういうふうにサクッと仕入れなきゃと政治経済趣味実用全てにおいて入り口まで来たのに即退散状態の知識で「常識」を語らう昨今。草食系男子と肉食系女子に言われ、そもそもそちらが肉食化しかたらではないでしょうかと口に出したくても出せずじまい。ボーナスカットの自分を慰めるのはネット喫茶で所持金900円・30歳フリーターの記事かしら。自分より下がいるんだなあ、こういう効能で生き延びているように見える最近の「●PA!」世代。戦闘能力が落ちた草食に肉食ハンターが襲いかかる。しかし、肉食ハンターの待ち方、なんてのをやってしまっているわけで。待つ、ということに躊躇は無し。AV業界でも、襲うよりも襲われるモノが強し、と聞きます。かつてのハイテンションは維持されたまま、待っているのです。

オレ、待ってるぞー。オレ、まだ下がいるもんねー。そう、決してオレは動かない。上司への文句は止まない、育たぬ後輩は堂々となじる、でもね自分はかわいいの。だから出てくる「主夫でいいや」という言葉。でもね、オカマのマッキーは言ったよね、「もう恋なんてしないなんて言わないよ絶対」と。この負けず嫌い。男が屈するから、抵抗勢力が、抵抗性力が、肉食化する。最近じゃ、女の子グループの中にいても違和感の無い男がモテるんだという。けっ、見ろよ、この雑誌を。リリーさんとみうらさんが毎回グラビア論を繰り広げてんだぜ、コレだよコレ。……みうらさん、子どもが出来て、あら結婚。モテるって何なの。どうすりゃいいの、こういう時。

[結果報告:的中率10%]
予想を試みた6月第2週の本当の特集は、「[一人ビジネス]で人生V字回復の極意」でございました。すなわち、不況でクビなっちまっても、主夫にならずにひとまず自分だけで何とかやってみようじゃねえかと、まだまだ奮い立たせる方向性を心がけるのだった。ですよね、だって、家にいられたんじゃ、雑誌を買ってくれないものね。だからやりませんよ、主夫特集は。



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