宮本亜門と若手劇団の野望がKAATに集結『KAFE9』

もしかしたらまだ、小難しいスノッブな作品や、安全無害の退屈な舞台、大げさで古臭い演劇を上演するのが公立の劇場だと考えている人がいるかもしれない。でも現実は遥かに進んでいる。この流れをよく表しているのが、KAAT神奈川芸術劇場(以下KAAT)とNPO法人ドリフターズ・インターナショナルがスタートさせる『KAFE9(カフェナイン)』というプロジェクトだ。日本のみならず海外も注目する若手カンパニーやアーティストの作品を、劇場内だけでなく横浜の街中で約1ヶ月間に渡って上演する。KAATをカフェのように自然に人が集い、時代の空気が感じられる場所へ。つまり劇場が、観る/見られるだけの場所を超えて、さまざまな人、表現、思考が行き来し、それらが劇場の外へも流れていく風通しのいい場所になる。

この企画にゴーサインを出したのが、今回座談会に登場するKAAT芸術監督・宮本亜門。そして『KAFE9』に参加する若手カンパニー「快快(ファイファイ)」、「悪魔のしるし」、「contact Gonzo」からそれぞれ、北川陽子、危口統之、塚原悠也(Skype参加)。4人の座談会はすでに風通しがよく、本音が飛び交い、大先輩を弄りだすなど、その様子は「演劇」と呼ばれるものの明るさを提示していた。

ピカピカのKAATが親しみを持って楽しむ場所になる『KAFE9』

―まずは今回、KAAT神奈川芸術劇場(以下、KAAT)をベースに行われる『KAFE9』というイベントについて、それぞれの立場からお話をお伺いできますか?

宮本:今日ここに集まってくださった若手カンパニー代表の皆さんは、僕が演出しているミュージカルはきっとご覧になったことがないだろうし、僕のことも「商業演劇の演出家」と距離を持って見ているかもしれません。しかし僕は本来変わっているものというか、「人間の想像力」を追求するディープな表現を観るほうが好きなタイプの人間なんですね。

北川(快快):えー、そうなんですか?

宮本:そうですよ。中学や高校のころは家に引きこもっている時期もあったし、ただ明るくて真っ直ぐなものには惹かれない。今はKAATの芸術監督という立場だけど、本当は芸術監督という言葉自体好きじゃないんですよ(笑)。だから最初にKAATの芸術監督のお話を頂いたときも悩んだんです。ただ、出来たばかりのKAATはピカピカで、フューチャリスティックなデザインの建物でしょう? だからこの劇場を周囲の人たちにとって、なるべく敷居を低くして、親しみを持ってもらえる場所にできたらいいなと思って引き受けたんです。

宮本亜門
宮本亜門

―いきなり意外なお話ですね(笑)。

宮本:それでたまたま『KAFE9』のプロデューサーと話をしているときに「お決まりの公演を1ヶ月やって、はい、また次の公演、というありきたりな劇場にするのだけはイヤなんだ」と言っていたら、「若い人たちの中に、新しい考えを持っている人、新しい動きを始めている人はたくさんいるから、そういう人達をフィーチャーするイベントを一緒にやりましょう!」と提案してもらった。『KAFE9』はそうやって始まった企画なんです。最終的には、この劇場がもっと開かれて、街の人たちと一緒に大きなお祭りを始める、その序章というのかな。どんどん皆さんの好きにKAATを使っていただいて、「こんな使い方もあるよ」「こんなことやったらどう?」という提案をしてもらえたら、すごく嬉しい。だから僕自身、このイベントをとてもワクワクして待っているんです。

大きいところでやりたいと考えていたところだったので、『KAFE9』のお話を頂けたのはいいタイミングでした。(塚原)

―若手カンパニーの皆さんは『KAFE9』のオファーを受けてどう感じましたか?

北川:実は、『KAFE9』の詳細なコンセプトを聞いたのはだいぶ後だったんです。最初はプロデューサーの方から「こういう企画をするよ」「出てもらえる?」の二言ぐらいで(笑)。でも、誘ってくれたプロデューサーとは、これまでもいろいろなことを一緒にしてきて、快快がヒナの頃から観てもらっているので、その人が声をかけてくれたなら心配ないだろうと思って、すぐに参加するという返事をしました。快快はこれまでの経験だと大きい劇場は合わないこともあったんですが、それでもその人が言うならきっと大丈夫だろうと。

北川陽子(快快)
北川陽子(快快)

―今日は大阪からSkypeで参加のcontact Gonzoの塚原さんはいかがですか?

塚原(contact Gonzo):僕らcontact Gonzoは、逆に大きいところでやりたいと考えていたところだったので、『KAFE9』のお話を頂けたのはいいタイミングでした。今、僕らは伊丹のアイホールという劇場との共同で、年間1本の単独公演をしているのですが、そういうフルサイズの作品を他の大きい劇場にも持って行きたいと考えていたんです。内容に関しても、せっかくならいつもと同じコンセプトで、見た目は全然違う作品をやってみたかった。僕達が普段やっているようなぶつかり合うパフォーマンスは、他でもやらせていただく機会があるので。

宮本:実は僕、スイスでcontact Gonzoさんのパフォーマンスを拝見しています。とてもおもしろかった! やっぱり最初は展開がわからず、お客さんがいい意味で引いている。どこまでリアルに殴っているのか、最初は皆掴めないじゃないですか? 僕も最初は「怖ぇーこいつら! 話できないかも」と見ていたら、いつの間にか「あっこれ違うよ、何かある、深いぞ?」ってもう興奮して、気がついたら最後にはスタンディングオベーションしてました。

Skypeで参加する塚原悠也(contact Gonzo)
Skypeで参加する塚原悠也(contact Gonzo)

塚原:ありがとうございます。今回の『KAFE9』では、あの時の作品とはだいぶ違う印象の作品になると思います。ちなみに去年、アイホールで上演した作品は、20人ぐらいがそれぞれ、手作りの武器とか防具を持って出てきて、1時間ぐらい戦争みたいなことを続けるっていうものでした。今回はさらにそれともまた違う完全な新作で、パフォーマーがまったく出ない、音だけの作品を今つくっているところです。

―音だけの作品とは、まったく新しいcontact Gonzoの一面が見れそうですね。悪魔のしるしの危口さんはいかがですか?

危口(悪魔のしるし):ちょうど先日KAATで、快快さんと悪魔のしるしが『KAFE9』のプレイベントをおこなったのですが、その時にKAATのスタッフの高い意識や技術に触れて、正直驚きました。こちらの要求をもう少し整えないと、一緒に仕事させていただくことは難しいというか、追いつけないと思ったくらいです。さっき亜門さんがKAATを「どんどん使ってほしい」とおっしゃるのを聞いて思ったんですけど、僕は「使い倒す」「使い回す」という言葉がすごく好きなんです。たとえばペットボトルは水を入れて持ち運ぶための容器ですけど、子供に与えたらキャッチボールを始めるかもしれない。形があるかぎり、モノには本来の目的とは離れた利用方法が生じますよね。作品を作っていくなかで、そういう視点をスタッフさんと一緒に楽しめたらいいなと思っています。

危口統之(悪魔のしるし)
危口統之(悪魔のしるし)

宮本:ペットボトルの話、そういう発想は僕も大好きですよ。これはペットボトルであってペットボトルでない。どこまで使い倒すか、遊び倒すか。いかに違うものを入れ込むか。ということがアートの面白味でもあるじゃない? 僕はそういうアートを見るとドキドキするし、「ほらね、世の中にはこんな可能性があるんだよ」とひとりで喜んでます(笑)。

亜門さんには、パシャーッて水を浴びているイメージがあります。(北川)

―今回『KAFE9』では、それぞれのカンパニーが新作を上演するとのことですが、せっかくの機会なので、作品制作において、大先輩の宮本亜門さんに聞いてみたいことはありますか?

北川:あの私、亜門さんって、全裸でパシャーッて水を浴びてるみたいなイメージがあるんですけど。

全員:(爆笑)

北川:正確には、亜門さんの作品と、亜門さんのイメージですね。

宮本:僕、そこまで開けっぴろげかな? だいたい人前で全裸で水、浴びないし(笑)。 僕から見たら、あなた達のほうが自由に水を浴びてるように見えるんだけど…。

左から:宮本亜門、北川陽子、危口統之

北川:あるんです、パシャーッて、すごい水しぶきを上げて、全裸で喜びながら水を浴びるみたいな雰囲気。快快は今まで、ちょっと地味なことをやり過ぎたかなって思っていて、『KAFE9』の新作ではそういうワーッとしたことをやってみたいと思っているんです。亜門さんのそういう水しぶきを上げる感じというのは、どうやったら出てくるんですか?

宮本:だから水を浴びていないって!(笑)。でも真面目に答えるなら、僕の場合は若い頃に引きこもりだったことで、大人になって世界を見始めたときに、自分を客観的に見れるようになっていたんです。そして、それからは大人になるのをやめました。最初に話した芸術監督のこともそうだけど、「僕が芸術監督?」と子供が大人の世界で遊ぶかのような思いでやっていて、どこかでそれを楽しんじゃうタイプの人間になったみたいです。だから子供のように水浴びをしている印象があるのかな?

―なんかその亜門さんのイメージ、少しわかるような気もします(笑)。

宮本:その話はもういいよ(笑)。ちなみに快快はどんなやり方で作品を作っていくんですか?

北川:メンバーそれぞれに得意なことがあって、一応私が台本を書いているんですけど、かといって台本全てを任されてるわけではなくて、皆の意見をすり寄せて、何度も会議を重ねて作っていくスタイルなんです。だから、亜門さんみたいにドーンとした人がいないんですよ。

宮本:だから、人を演出家の権威みたいに扱わないで(笑)。僕だってね、本当は「皆で喋ろうよ、話しながら決めていこうよ」と言って現場を進めてきたいタイプなんです。だけど、スタッフに「ここ、どうしますか?」「本番に間に合いますか?」と聞かれると、「大丈夫!」とドーンと構えてしまわざるをえなくなる。これ、職業病なのかな?

左から:宮本亜門、北川陽子、危口統之

危口:僕もスタッフから「ドーンとする勉強をしろ」と言われています。「ドーンとすることに慣れてください」って。

宮本:でも出来れば、そんな勉強はいらないんじゃない? カンパニーの中でお互いに分かり合っていられるなら、それが一番いい。外に対しては、初日が開いて作品の中身がよくて、お客さんが入れば文句は言われないわけだし。逆に快快がすごく羨ましいな。誰もドーンとする人がいないと、いい意味でも結果が予想ができないわけで、それが大丈夫というのなら、北川さんは勇気があるというか、大物なんだろうな。僕より。

北川:いや、そんなことないです…。でもやっぱり皆で作ると、想像できないものがどんどん出来上がっていくので面白いんです。自分の中で考えているものだけだと、本当に限界があるから。

宮本:それって凄くいいことだよね。例えば元々自分の中で考えていたものから、あまりにも違う展開になってしまったとしても、不安になったりすることはない?

北川:不安にはなりますけど、それでもいくっていう。メンバー全員の哲学を、私も守っていくぞ! みたいな感じになっちゃうんですよね。

宮本:素晴らしい。でももしも、その人の哲学がどうしても分からなかったときはどうするの?

北川:分からなかったとしても、守るんですよ。

宮本:お見事…。

危口:快快、そこがすごいですよね。

北川陽子

北川:そうやってグチャグチャしながら、先がわからない感じでどんどん進んでいくんです。だから毎回テーマとかもないんですけど、今回はあえて「死」というテーマを付けてみたりしたんですね。

宮本:どうでした? テーマを付けてみたら。

北川:今、すーごいドツボにハマってて…。だから頑張らなきゃいけないところなんです。

宮本:テーマを付けちゃったがゆえに!?(笑)。なんで付けたりしたの? 全然頑張らなくていいと思うし、テーマは1回捨ててもいいと思うけど(笑)。

北川:ありがとうございます(笑)。気持ちが楽になりました。

宮本:「テーマは捨てました」、それもアリでしょう。だって、それも演劇になるから。

最近考えているのが、「お前はすでに演劇している」ということなんです。(危口)

宮本:演劇の最先端が何かという答えに僕は正解はないと思ってる。これまであった役割や、ルールが変わっていくことも、とてもいいことだと思っています。皆さんの中には、演劇のこういうところをこれから変えていきたい! という思いはある?

北川:私は劇場の椅子に座っているのが苦手なんです。まずは鑑賞者を固定するという、あのシステムを自由にしたいですね。

―観客がなるべく好きな場所から、自由な角度で演劇に触れ合える、というのも面白そうですね。

左から:宮本亜門、北川陽子

危口:現実に対して「演劇なんて…」という方向性の考え方がありますけど、その逆の可能性もあると思うんですよね。最近考えているのが、『北斗の拳』のケンシロウの「お前はもう死んでいる」じゃないですけど、「お前はすでに演劇している」ということなんです。今のこの座談会をやっている状況もそうですけど、べつに役者さんじゃなくても、基本的に人は皆演劇をしながら現実を生きているんじゃないかと思うんです。

―社会という舞台で、自分という役を生きているということですか?

危口:そうです。そう考えると、現実の中で演劇がゼロになることは、動物や生まれたての赤ん坊でもない限りありえないじゃないですか。だから現実と演劇の違いを正確に言うなら、現実内における演劇濃度の違いなんですよね。そういう感じで、演劇という言葉がもうちょっと広く、そして厄介な感じで皆に浸透していけばいいなと思っています。

左から:宮本亜門、北川陽子、危口統之

宮本:contact Gonzoがやっていることはかなり先鋭的で、演劇なのか、そうじゃないのか、カテゴライズが難しい気がするんだけど、塚原さんはそのあたりをどう考えているの?

塚原:演劇であったりダンスであったり、そういうカテゴリーを逆に利用していったらいいんじゃないかなと思います。僕は以前コンテンポラリーダンスを扱う事務所で常勤で働いていたんですが、自由で新しい表現がコンテンポラリーダンスだと言われているのに、たくさん観ているとだんだん「こういうものがコンテンポラリーダンス」という枠らしきものが見えてきてしまったんです。だから勝手にめちゃめちゃなことをやった上で、「これ、コンテンポラリーダンスなんです」と言うことも大切なのかなと。たとえば、バンドをやっている人が「これ演劇です」と言うことによって、新しく破壊的なことができると思うし、そういう意味で皆もっとめちゃくちゃだったらいいのに、と思いますね。そうやって演劇やダンスというカテゴリーが内側から爆発して崩壊していくというのが、僕には理想的なんです。

 

宮本:その考え方、おもしろいねぇ。

北川:悪魔のしるしの『搬入』は、まさにそんな感じですよね。あれ大好き。

宮本:あ、噂で聞いたな!

危口:大きいものを、ただ搬入するんです、会場に。あれを演劇だと言っているのは僕だけですけど(笑)。もはや表現なのか作品なのかどうかも疑わしくて、ある種の体験をそこにいる人たちとシェアする、そのきっかけみたいなものなんですね。去年は韓国公演をさせて頂きましたけど、今は作品のコンセプトそのものが、とにかく世界中に流通して広がっていけばいいなと思っています。

左から:宮本亜門、北川陽子

―それこそ危口さんが言う、演劇と現実の境界がない世界そのものですね。もうお時間なってしまったんですけど、最後に宮本さん、今回『KAFE9』の出演者とお話されてみてご感想はいかがでしたか?

宮本:演劇に限った話ではないと思うけど、最初は形がないところから入ったつもりでも、経験を重ねていくうちに、なんだかんだで既存のスタイルや方法に縛り付けられてしまうという流れはやっぱりある。だから僕は、皆さんの最近の表現を見ていると本当にワクワクするんです。次にどうなるかわからない、予測不可能ゆえに嬉しくなるし、そういうものが観たい人、違う発想に触れたいという人は潜在的に多いんじゃないのかな。予測不可能ということが、少し前まではよくないものとされていたけど、それを積極的に捉えていきたいと思っています。少なくとも僕は今日皆さんの話を聞いて一層『KAFE9』の可能性に期待感が膨らみました。ありがとうございました!

イベント情報
『KAFE9』
快快
新作『りんご』
2012年9月13日(木)〜9月16日(日)全6公演
会場:神奈川県 KAAT 神奈川芸術劇場大スタジオ
脚本:北川陽子
演出:篠田千明
出演:天野史朗、大道寺梨乃、中林舞、野上絹代、山崎皓司、ほか
料金:一般2,800円 学生2,500円 当日3,300円

contact Gonzo写真展+サウンドパフォーマンス

新作『Abstract Life 「世界の仕組み/肉体の条件」』
2012年9月20日(木)〜9月23日(日)全9公演
会場:神奈川県 KAAT 神奈川芸術劇場大スタジオ
総合ディレクション・構成・演出:contact Gonzo
料金:前売1,500円 当日1,800円

悪魔のしるし

新作『倒木図鑑』
2012年9月27日(木)〜9月30日(日)全5公演
会場:神奈川県 KAAT 神奈川芸術劇場大スタジオ
構成・演出:危口統之
出演:
明石竜也、臼井梨恵(モモンガ・コンプレックス)、小田尚稔、菊川恵里佳、後藤ひかり、島田桃依(青年団)、高橋牧(時々自動)、森翔太、八木光太郎、ほか
料金:一般2,800円 学生2,500円 特別席5円 当日3,300円

Dance Community Forum#5
『We dance 横浜2012』

白神ももこディレクションプログラム『nottDance』
2012年9月22日(土)
会場:神奈川県 KAAT 神奈川芸術劇場中スタジオ、小スタジオ
上演作品:
『井上大輔の果敢なる挑戦 ソロダンス「百年の身体」シリーズ リ・クリエーションズ』
阿竹花子×鳴海康平『旅居 vol.03』
神里雄大『杏奈(俺)』
村本すみれ『不本意ラウラ』
※トークイベントも予定、詳細はKAFE9ウェブサイト参照
2012年9月23日(日)
会場:神奈川県 KAAT 神奈川芸術劇場中スタジオ、小スタジオ
上演作品:
黒沢美香『lonely woman 』
トークセッション『スクール・オブ・ダンス』の記録
池浦さだ夢『Dis/Respect for you』
料金:2日通し券6,000円 9月22日1日券4,000円 9月23日1日券3,000円 プログラム別チケット500円〜2,500円

『Promenades blanches』

2012年9月22日(土)〜9月23日(日)各日14:30、18:30 会場:神奈川県 KAAT 神奈川芸術劇場〜劇場周辺を散策
料金:参加無料(要予約)
※参加方法などの詳細は決定次第KAFE9ウェブサイトで発表

『Bodies in urban spaces』

2012年9月29日(土)〜9月30日(日)各日16:30
会場:神奈川県 KAAT 神奈川芸術劇場を含む近隣野外
コンセプト・振付:ウィリ・ドナー
料金:参加無料
※開始時間までにKAATアトリウムに集合

池田扶美代×ティム・エッチェルス

『in pieces』
2012年9月7日(金)〜9月9日(日)全3公演
会場:神奈川県 KAAT 神奈川芸術劇場中スタジオ
振付・出演:池田扶美代
演出:ティム・エッチェルス
料金:一般3,000円 学生2,500円 当日3,500円

Co.山田うん
『ショーメン』野外バージョン

2012年9月8日(土)、9月9日(日)15:30〜
会場:神奈川県 KAAT神奈川芸術劇場〜山下公園周辺〜日本郵船氷川丸 船上デッキ
振付・演出:山田うん
出演:荒悠平、飯森沙百合、伊藤知奈美、川合ロン、木原浩太、城俊彦、長谷川暢、広末知沙、三田瑶子、王下貴司、尾形直子、木村美那子、やのえつよ、東由希子、藤原治、田畑真希、山田うん ほか
料金:参加無料

『池田扶美代×山田うん 〜デュオ新作に向けたクリエーション〜』

振付・出演:池田扶美代、山田うん
2012年9月30日(日)
会場:神奈川県 KAAT 神奈川芸術劇場中スタジオ
料金:1,000円
※参加方法などの詳細は決定次第KAFE9ウェブサイトで発表

プロフィール
宮本亜門

演出家。1958年、東京都生まれ。出演者、振付家を経て、2年間、ロンドン、ニューヨークに留学。帰国後、オリジナルミュージカル『アイ・ガット・マーマン』で演出家デビュー。同作で1988年、文化庁芸術祭賞受賞。以後、ストレートプレイ、オペラなど、幅広いジャンルで活躍。2010年4月からKAAT神奈川芸術劇場芸術監督。

快快(FAIFAI)

2008年、多摩美術大学の同級生を中心に結成される。映像、美術、音楽を大胆に採り入れ、空間やテキストも本来の形から奔放に解体。観客が積極的に参加する「パーティ型演劇」を展開して中毒者を増やす。2010年にはスイスのチューリヒ・シアター・スペクタクルにて最優秀賞を受賞。北川陽子はリーダー、脚本家。

悪魔のしるし

2008年頃、主宰で演出家の危口統之を中心に結成。危口とスタッフが固定で、所属俳優は存在せず(レギュラー的に出演する俳優はいる)、公演ごとに俳優を集めるスタイルのカンパニー。大学時代に建築を学んだ危口の指向と性質もあって、建築、美術、パフォーマンス、演劇、ヘビーメタルが、いびつな形で作品に混在する。

contact Gonzo(コンタクト・ゴンゾ)

2006年、垣尾優と塚原悠也によって活動開始。アジテーションやケレンなどを完全に削ぎ落とした格闘技のような、ストイックでタイトなボディ・コンタクトのパフォーマンスでまたたく間に注目を集める。インスタントカメラやペットボトルなどが媒介になることも。現在は大阪を活動の拠点にしている。



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