南アフリカ出身の現代美術家、ウィリアム・ケントリッジの手書きアニメーション

来年1月2日から『ウィリアム・ケントリッジ―歩きながら歴史を考える そしてドローイングは動き始めた……』展が、東京国立近代美術館にて開催される。

ウィリアム・ケントリッジは、木炭とパステルで描いたドローイングを映画用撮影カメラでコマ撮りしたアニメーション・フィルムで世界的に高い評価を受けているアーティスト。精密なセル画アニメやCGが主流である現代において、ケントリッジは彼自身が「石器時代の映画制作」と呼ぶ素朴な技法にこだわっており、その1コマ1コマが見逃せない。

本展はウィリアム・ケントリッジとの3年間に渡る緊密な協力と、広範な準備作業を経て実現される日本国内初の個展となる。自国である南アフリカの歴史を扱った代表作『プロジェクションのための9つのドローイング』(1989~2003)など、フィルム・インスタレーション4点を含む19点の映像作品と、36点の素描、63点の版画を紹介する。今や世界中の若い世代の美術家たちに大きな影響を与え続け、2009年の『TIME』でも「世界で最も影響力のある100人」のひとりに選ばれたケントリッジの、活動の全貌を知る貴重な機会になりそうだ。

なお、YouTubeで、ウィリアム・ケントリッジの映像作品を公開している。こちらもチェックしてみよう。

CINRA.NETでは、本展覧会の招待券を10組20名様にプレゼントします!
※応募受付は終了いたしました。
お問い合わせページのメールフォームから、件名に「ウィリアム・ケントリッジ展」と記入し、お問い合わせ内容欄にご住所をお書き添えの上、お送りください。当選は、招待券の発送をもって替えさせていただきます(なお、ご応募いただいたメールアドレス宛に CINRAのメールマガジンを今後お届けいたします)。(応募締切り:2010年1月4日)。

『ウィリアム・ケントリッジ――歩きながら歴史を考える そしてドローイングは動き始めた……』

2010年1月2日(土)~2月14日(日)
会場:東京国立近代美術館 企画展ギャラリー(1階)
時間:10:00~17:00 金曜日は20:00まで(入館は閉館30分前まで)
休館日:月曜日(ただし、2010年1月11日は開館)、2010年1月12日(火)
料金:一般850円 大学生450円 高校生以下無料

(画像上:《流浪のフェリックス》のためのドローイング[フェリックスの部屋/望遠鏡を覗くナンディ]1994年木炭、パステル、紙作家蔵 ©the artist、画像中:《俺は俺ではない、あの馬も俺のではない》より《同志鼻陛下》(スチール) 2008年 8つの断片映像による映像インスタレーション 京都国立近代美術館蔵 ©the artist、画像下:《鉱山/私のもの》(スチール) 1991年アニメーション、5分50秒作家蔵 ©the artist)

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