アートブックフェア『Waza Waza — Iga Art Book Fair 2026』が9月26日、27日に三重・伊賀の史跡 旧崇広堂で開催される。
同イベントの目的は、アートブック、ZINE、独立系出版物を展示し、手に取り、語り合う場として、売り買いだけでなく、本と人が出会うこと。
会場となる史跡 旧崇広堂は、1821年(文政4年)に建てられた藩校で、文武両道を教育の柱に据えた場所。72畳の講堂は200年以上にわたって使われ続け、1905年からは約80年間、三重県最古の公立図書館として地域の知を支えた。
松尾芭蕉の生誕地であり、忍者文化の発祥地でもある伊賀は、古くから学びと記録を重んじてきた土地。江戸時代には藩校のみならず、庶民に向けた心学講舎が各地に広まり、「伊賀心学」と呼ばれるほどの隆盛を見せた。
6月21日まで国内外から出展者を募集中。アーティスト、デザイナー、出版社、印刷所、ZINEメーカーに限らず、本や印刷物を持ち、誰かに見せたいと思っているすべての人が対象となる。選考制。詳細はオフィシャルサイトを確認しよう。
「わざわざ」とは、しなくてもいいことを、あえて選ぶ行為です。
「わざわざ」とは、しなくてもいいことを、あえてすること。
画面でなんでも読めるはずの時代に、それでも紙を選び、印刷所に通い、製本し、誰かが手に取り、それまで知らなかった何かに気づくかもしれない場所まで運んでいく人たちがいる。効率は、どこにもない。けれどその非効率のなかにしか宿らないものがある——紙のテクスチャ、インクの匂い、本がつくられた場所の気配。そして、誰かの手のひらに置かれるときの重み。
Waza Wazaは、そんなふうに本をつくる人たち、そして、その本から始まる対話のための場所です。
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