イ・チャンドン監督の小説集『鹿川は糞に塗れて』邦訳が本日刊行。小説家としての代表作を収録

2023. 07.28

イ・チャンドンの小説集『鹿川は糞に塗れて』の日本語訳版が、本日7月28日に刊行された。

43歳で小説家から映画監督に転身したイ・チャンドン。アストラハウスから刊行される『鹿川は糞に塗れて』には、小説家としての代表作と言われる表題作を含む全5作品を収録している。収録作品はそれぞれ朝鮮半島の南北分断や独裁政治下の暴力、その後の経済発展がもたらした産業化や都市化に伴う諸問題などを背景に、「普通の人々」の悲喜交々の生を描いている。

日本語訳は中野宣子、装幀は池田進吾(next door design)、カバー作品は大竹伸朗。

なおイ・チャンドン監督の特集上映『イ・チャンドン レトロスペクティヴ4K』が8月25日から開催。上映作品は、村上春樹『納屋を焼く』を原作とするミステリー『バーニング 劇場版 4K』、『第63回カンヌ国際映画祭』脚本賞を受賞した『ポエトリー アグネスの詩 4K レストア』、チョン・ドヨンが『第60回カンヌ国際映画祭』主演女優賞を獲得した『シークレット・サンシャイン 4K レストア』、世の中から疎外された2人が知った「はじめての愛」を描く『オアシス4K レストア』、韓国現代史を背景に20年の記憶を辿る『ペパーミント・キャンディー4K レストア』、アウトサイダーな3人の男女が織りなす喪失と希望を描く長編デビュー作『グリーンフィッシュ 4K レストア』。

さらに、フランスのドキュメンタリー映画監督アラン・マザールと共に製作した新作ドキュメンタリー映画『イ・チャンドン アイロニーの芸術』を日本初公開。作品中には、『鹿川は糞に塗れて』に収録されている表題作と中篇「星あかり」について、イ・チャンドンが舞台となった土地を案内しながら執筆当時を語るシーンもあるという。

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